ススキ
秋の風物詩、ススキはイネ科の植物です。
タカノハススキ
この季節、野山や野原に風に穂をなびかせているススキ、よく見ると色々な形や色があります。銀色に光って見える穂、赤っぽい穂、房のような大きな穂、両方に開いている穂等、等。ガーデニングや植木鉢で楽しむなら矮性で成長も遅めなタカノハススキやシマススキがおすすめです。
タカノハススキ
タカノハススキは横に薄黄色の縞が入る斑入の品種です。 この斑が矢羽の形に似ているところから別名ヤバネススキやヤハズススキと言われています。
ススキをプリザーブドフラワーにする為の準備
庭のススキ
1、庭のススキを切ります。今回は少し長めに切ります。アレンジをするのに必要な長さをあらかじめ決めて切ると良いでしょう。
タカノハススキ
2、斑入りの葉も数枚付けて切ります。
リーフ液グリーン イエロー
3、ススキをプリザーブドフラワーにするには「リーフ液」を使います。「リーフ液」のグリーンは緑が濃くなるのでイエローを半分くらい混ぜて使います。ススキが倒れない高さのある容器に「リーフ液」を入れます。通常花瓶の底から2センチくらい入れるところを今回使用したガラスの花器は細いので5センチ~7センチくらい入れました。
リーフ液 バイオレット クリヤー
4、もう一色作ります。「リーフ液」のバイオレットにクリアーを3割くらい入れて薄めます。「リーフ液」を底から2センチから3センチくらい入れます。
ススキをリーフ液に浸けます
ススキのプリザ グリーン
1、「リーフ液」グリーンとイエローを混ぜたススキ。この様にお水の代わりに「リーフ液」を花瓶に入れてススキを入れます。ススキを鑑賞しながらそのススキがプリザーブドフラワーになります。ススキの持っている水分は植物の蒸散作用で葉や穂から蒸散していきます。そうすると、水替わりの「リーフ液」を吸い上げながら水分の無くなった部分に「リーフ液」が定着していきます。
ススキのプリザ バイオレット
2、「リーフ液」バイオレットとクリアーを混ぜたススキ
吸い上げが良ければ「リーフ液」はどんどん無くなっていくので、3日くらいで「リーフ液」が無くなりそうになっていたら足して下さい。3日から1週間くらいでプリザになります。花瓶から引き揚げて濡れているところはペーパーで拭いて下さい。
ススキのプリザ グリーン
3、1週間たったグリーンのススキです。
ススキのプリザ グリーン
4、ススキの任せで「リーフ液」を吸い上げるので色が同じになるとは限りません。特に「リーフ液」を色混ぜした場合は混ぜた色をそれぞれ吸い上げる量が違ってきて色の違いが出やすいです。
ススキのプリザの斑入り
5、葉っぱの斑入りの部分も模様が浮き出ています。
ススキのプリザ バイオレット
6、バイオレットに吸い上げたススキです。
ススキのプリザ バイオレット
7、ススキの中にはリーフ液を吸わないものや、一部吸ったままで終わってしまうススキもあります。吸わない場合ドライになってしまっいます。一部吸い上げた場合、色が入っていなかったり、穂がほうけはじめたりしたままプリザになります。その場合はドライと違いススキの穂の種は飛び散りません。
ススキを飾りましょう
ススキのプリザ レッド
1、赤いススキも作ってみました。レッドの「リーフ液」を吸わせています。
ススキのプリザ レッド
2、レッドのススキも「リーフ液」を一部吸っていないススキがあります。
ススキのプリザ花瓶
3、3色のススキを花瓶に投げ入れてみました。玄関先の置いても良いですね。大きな籠に飾っても秋らしい雰囲気がでて良いかもしれません。
ススキのプリザガラス花瓶
4、ガラスの花器の飾って見ました。
ススキのプリザーブドフラワーガラス花器
5、「和風」の代表のススキもモダンな感じがします。
飾りながらプリザーブドフラワーになるススキ。「リーフ液」に挿しておくだけで出来るススキ、とても簡単なので一度トライしてみて下さい。一度プリザーブドフラワーになったススキは枯れる事なく年中秋を感じさせてくれます。プリザーブドフラワーでは珍しい自然なイメージの「和」のアレンジにも大活躍です。
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