わかりやすい例をあげましょう。
ようこそページ
Facebookページを訪れた人に表示するページ。Facebookページに「いいね！」しているかどうかで表示を切り替える場合が多い。
「いいね！」が参加条件のFacebookキャンペーン
Facebookページに「いいね！」をして、抽選やモニターに応募できるようなキャンペーン。
どちらも、「いいね！」をすることでインセンティブが得られる仕組みであり、11月5日以降は禁止になります。
なぜ、ファンゲートは禁止になるのか？
Facebookが「いいね！」によるインセンティブを禁止した理由は、好きかどうかは別として、インセンティブを目的にページに「いいね！」をすることで、そのユーザーのニュースフィードに不要な情報が表示されることにあります。インセンティブ目的で特に興味のないページに「いいね！」してしまうと、ニュースフィードに関心の薄い情報が表示され、Facebookがつまらなくなったと感じる人も増えるでしょう。本当に好きなページに「いいね！」してもらうことで、ニュースフィードの情報の価値を高めることを目指しているのです。
多くの企業は、Facebookキャンペーンを活用して「いいね！」を増やし、情報発信力をあげていましたが、戦略を見直す必要があります。
ニュースフィードの表示アルゴリズムへの影響も？
憶測として、Facebookのニュースフィードの表示アルゴリズムに「いいね！」や「いいね！」の取り消しが影響するということもあります。キャンペーンで特定のページヘの「いいね！」が増えると、ニュースフィードに表示されやすくなりますが、キャンペーン完了後多くの人が「いいね！」の取り消しをすると、そのページが他のユーザーのニュースフィードにも表示されにくくなるという影響があると考えられます。そうすると、純粋のそのページの情報を楽しみにしていた人にも、情報が届かなくなるという状況になってしまいます。キャンペーンが禁止なわけではない
ここで注意したのが、Facebookでのキャンペーンが禁止というわけではないことです。「いいね！」をしていることを参加条件に含めなければ、これまで通りキャンペーンの開催は可能です。これまでは「いいね！」をすることで、応募フォームが表示されるという仕組みにしていた場合は、その条件を外せばこれまで通りFacebook上でキャンペーンを開催することができるのです。
Facebookページの投稿や広告でキャンペーンを開催することを告知できるので、新規のユーザーにページを見に来てもらうことは可能です。初めて訪れたユーザーが自発的に「いいね！」したくなるようなFacebookページ運用をしていれば、キャンペーンをきっかけに新規ユーザーを獲得することも可能でしょう。
キャンペーンはタイムラインでも開催できる
Facebookでは、かつてはタイムライン上でキャンペーンやコンテストを開催することは禁止していましたが、規約が変更になり、タイムライン上でキャンペーンやコンテストを開催することも可能になっています。また、Facebook上の機能を使ってキャンペーンの結果を通知することも可能になっています。よって、以下のようなキャンペーンやコンテストを開催できます。
- タイムラインの投稿で写真コンテストを告知。コンテスト参加者には、その投稿のコメントに写真をアップしてもらう。コンテストの結果は、別の投稿でお知らせして、優勝者にはFacebookのメッセージで、賞品の送付先などの情報を送ってもらう。
「いいね！」集めではなくページを盛り上げる目的で開催しよう
以前よりFacebookでは、日々の投稿でファンを増やし、定期的にキャンペーンを開催することで、Facebookページの熱量をあげる施策を推奨してきました。その方針は今回の変更でも変わりません。「いいね！」集めが禁止になったからFacebookページはもうだめだ！と考えるのではなく、本物のファンが集まり自然と「いいね！」が増えていくようなページ運用を目指しましょう。
