第2回次世代照明技術展 ライティングジャパン
 

写真1.植物の育成を促す光(イメージ)

写真1.植物の育成を促す光(イメージ)

2010年4月に東京ビックサイトで「第2回次世代照明 技術展 ライティングジャパン」が開催されました。LEDを中心にその他新光源、制御装置メーカーが集まり、特に中国、韓国、台湾などアジアからの出展や来場者も多く、注目度の高さが伺えました。

最近ではLED光源を一般照明用以外の用途に利用した研究事業も注目されており、例えば植物育成用の光、不眠解消や美肌など健康に役立つ光、などが挙げられます。

植物育成用のLED器具はすでに商品化されており、そのような器具を導入して野菜を栽培する工場なども建設されています。野菜栽培工場は、今春のように天候不順に対し、収穫の影響を受けない点で安定した供給が見込め、野菜の国内生産自給率アップに貢献することも期待できます。

光に含まれる波長とは?

写真2.太陽光が分光されて見える虹

写真2.太陽光が分光されて見える虹

では、なぜそのような特定の効果を高めた光をつくることができるのでしょうか。

少し専門的になりますが、太陽光や人工光にはそれぞれ異なる波長領域のエネルギーが含まれています。例えば太陽の光が分解(分光)されて見える虹には、青紫から赤の色が並んでいます。

これは目に見える光(可視光)の中で、波長の最も短い青紫から波長の最も長い赤までが見えている状態です。太陽光には、目に見えない波長領域である、紫外線や赤外線が含まれており、これも人体や植物に良くも悪くも影響することは広く知られています。

植物に関して言えば、植物の種類や成長過程(発芽、開花など)に合わせて、必要な波長を強くあてることで、成長を早めることが可能です。

LEDは波長領域を選択して、必要な波長を高めた光がつくりやすくまた、コンパクトにできるため、狭いスペースや家庭でも利用できる植物育成用の照明が今後開発されるのかもしれません。

次の頁では、健康よりも省エネ重視!?光が人体に与える影響についてご紹介しています。