アウストラロピテクスから進化
ガイド:アルバム・タイトルでもある「Hi! Erectus!」。裏ジャケットをよーく観てみると、「(ホモ)エレクトス」だけなく、ちゃんと「ホモ・ハビリス」や「アウストラロピテクス」の文字がありますね。現生人類以外はみんな絶滅してしまいましたが、そこにロマンを感じたのかなぁと…
Hi!Erectus! (YouTube)
Makojet:
絶滅したことよりも何%かが進化してったてことにロマンがあるなーと。福岡で結成した頃はアウストラロピテクスな演奏だったけど今は軽く立ち上がるくらいまでは出来たぞ。みたいな。
野宮真貴さんの風
ガイド:「Eleki-Trick」では、野宮真貴さんがゲストボーカルで参加されています。わざとタイムスリップさせたようなロックンロールをぶつけてきて、素敵です。野宮さんとの共演は果たされた感想は? 是非、ライヴで観たいです。
Tsubaking:
リハのスタジオに野宮さんが入られただけで、違う風が吹きます。歌いはじめられたら、それが大きな気流になります。レコーディングでも野宮さんの歌がのるときには、それを感じました。ライヴでも聴いてもらいたいですね!
Makojet:
僕らも是非ライヴでやりたいのでなんとかします! 野宮さんとは「21世紀さんsingsハルメンズ」で一緒にレコーディングしたり野宮さんの30周年イベントでバックバンドを数曲やらせてもらったりしてるんですが、その度にあの声に感動します! 野宮さんが参加してくれるのが決まって、「Eleki-Trick」を作ったのですが絶対サーフ・ミュージックにしようと思ってました。野宮さんって「バカンス」って感じしません?
ガイド:
確かに。バカンス気分になってしまいます。
昔の曲を進化させた
ガイド:「Techno the Bop 」「New Wave High School (Sally’s ver.)」「マッハtheブギー」は初期の2枚のアルバム(『Boogie the マッハモータース』『ディスコティックライセンス』)からですが、 これら3曲を選んだ訳は?
Makojet:
アルバムを作ろうと思った時に過去のCDを聴いてみて、やけにこの3曲が勢いがあるように聴こえてきて、年数とともにこの直進感を失ってしまったかも?と思い、過去の自分に手を借りることにしました(笑)。
ガイド:
これらは新たにレコーディングされましたが、Boogieとして特に“進化”させた部分を教えてください。
Makojet:
「Techno the Bop」「マッハtheブギー」はまんまアレンジなしで録ろうと思ってたんですが、結果、前回ベースで録ったものがシンセベースに変わったのでリズムが大幅に変わってます。あとボーカルの凶暴性を前回から取り除いてます(笑)。「New wave High School」は完全に変えました。僕が勝手に思う「女性が歌うニューウェイヴ」アレンジにしました。