前回お伝えした女子に人気のアニメ・声優分野に続き、今回は男子が憧れるゲーム業界のお仕事について考えてみたいと思います。

娯楽の域を超えた巨大産業

ゲーム系の専門学校を希望すると、“家でゲームをして、さらに学校に行ってまでゲームをやるの?“と親から言われていた時代もありました。しかし、実際には専門学校でゲームを学ぶということは、ゲームプレイを楽しみにいくのではなく、それらのサービスを提供する、作り手側に回ることに他なりません。

PCネットワーク

グローバル企業も参入しています

いまや、DeNAやドワンゴといった大手上場企業もあれば、家庭用ゲームでお馴染みのコナミやセガ、最近では身近なスマホのアプリ を開発するソフト系の会社にいたるまで、ゲーム業界の裾野は急速に広がっています。さらにはクールジャパンとして国策の中心にまでなっています。

そんな成長産業ともいえるゲーム業界には、どんな職種があり、それらが専門学校の学科・コースとどう結びついているかをみていきましょう。

ゲーム業界の仕事の種類と専門学校の学科・コース

具体的な職種を専門学校の学科やコースに当てはめると、次の4つのジャンルに区分できます。

1 プランナー系コース
ストーリーを考えるだけでなく、一商品として市場に流れるまでの人・もの・お金をトータルにマネジメントする仕事

2 デザイナー系コース
キャラクターや背景をCG、映像の技術を使ってデザインする仕事

3 サウンド系コース
ゲームプレイの際に流れる曲の作成、編集をする仕事

4 プログラマー系コース
コンピュータ言語を使ってシナリオを実際に機動できる環境をつくる仕事

まずプランナー系ですが、この職種は専門学校を卒業したからといって即戦力のプランナーとして採用されることは少なく、一旦プログラマーやデザイナーとして就職し、ある程度経験を積んで引き立てられることが多く、いわば他の業界でいうところのプロデューサー業であることの理解が必要です。

アニメ女子

デッサン力も問われます

次にデザイナー系は、当然高いエンタテイメント性を求められるものの2D、3DといったCGスキルを身につけているためゲーム関連の会社だけでなく、他業種のデザイン部門からの求人も多いのが特徴です。

サウンド系については、音楽分野の専門学校が編集、編曲学科・コースの中にゲームサウンドもカリキュラムとして取り入れているところが多く、MAエンジニアやゲーム以外の映像系エンジニアとして採用されるケースもあります。

最後に、国家資格との関連も深いプログラマー系については次のところで詳しく解説します。

ハイスキル+国家資格もGETできるプログラマーコース

一般的なプログラミング系の仕事といえば、システムエンジニア、プログラマーといったものが挙げられます。コーンピュータ言語やプログラミング言語を駆使して、チケットの予約システムを作ったり、メニューの注文管理ができるようにしたりと、日常生活をスムーズに送るうえで欠かせない裏方さんです。

一方、ゲームのシステムを組むためのスキルは、他の日常的なものよりも高度な知識を必要とされるのだそうです。つまりゲームプログラミングを構築できること自体がハイスキルの証明にもなるのです。

プランナー、デザイナー、サウンドクリエイターといった職種は、その人のなりの芸術性やセンスによるところは大きいものです。しかしプログラマーの方には、堅実性、安定性、継続性といったものが求められます。そういったこともありプログラミングを学ぶことは、実は国家資格の取得とも相性が良いのです。

女子SE

エンジニア女子も増加中

プログラマー系コースの必須科目には、ITパスポート試験・基本情報技術者試験といったIT 関連の難関資格を取得するための科目と共通する部分が多いこともあり、必然とカリキュラムに編成されている学校がほとんどです。

高度なプログラミングスキルを修得した上に、希少性のある国家資格まで持っていれば、まさしく鬼に金棒です。たとえゲーム関連の会社でなくても、就職の際に引く手あまたの存在になることも納得できます。まさしく声優のコミュニケーションスキルにあたるのが、プログラミングスキルということですね。

ただし、注意しておきたいことがあります。人気分野であるがゆえに、専門学校・専修学校という認可された学校ではなく、無認可校と呼ばれている学校も多数あります。それぞれメリット、デメリットがありますが、認可校は年間800時間以上の授業時間数が義務付けられており、無認可校はその限りではありません。

積み上げた時間数とスキルアップが比例する分野ですので、学校選択の際は要チェックです。

天職へ至る道

道

なりたい自分になる!

そもそも、ゲームの世界に興味を持ったきっかけは「やって楽しい」のワクワク感からかもしれません。しかし、その奥深さに触れサービスを受ける側から、ひとたび作り手のクリエイター側に回ると思わぬところで道が拓けてくることもあります。

どちらにしても、趣味・娯楽の範囲なのか、それとも道を究めてプロフェッショナルとして生きていくのか、好きこそものの上手なれ!なればこそ、本気度が問われる専門学校への進路選択なのです。

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