手芸女子にとって手作りは新鮮、クール、レトロ、エコetc.!

in the hexagon

「トライアングル」デザイン:FIRST OF INFINITY 製作:中西富美子

パッチワークに注目している若手ファッションデザイナーに出合うと嬉しくなります。どうしても年配の方々の趣味としてとらえられることの多いパッチワークですが、小さいお子さんのいるお母さんたちや、20代、30代の若い世代でパッチワークや刺繍、編み物などを好む人口が増えてると聞くとまた嬉しくなります(それらは手芸女子と呼ばれます)。

アメリカの方にお聞きすると今は確かに手作りブームなのだそう。「ニュークラフトムーブメント」と呼ばれ、多くは爆発的なクラフトブームが起こった70年代のリバイバル。70年代アメリカはヒッピーカルチャーが全盛期で自給自足やリサイクルと結びつき、身の回りの品を自分で作るクラフトが大流行しました。そんな時代を経験していない世代にとってその当時のクラフトや「手作り」自体が新鮮でクールであり、「レトロ」に感じられるようです。さらに現代はサスティナビリティやエコの考え方とクラフトが結びつき、注目度を上げています。

パッチワークについても30、40代の人々がどんどん増え、その世代が好む色柄が使われたキルトがトレンドとなっており、このモダンキルトと呼ばれるブームはアメリカからイギリスを始めとするヨーロッパへ伝播しました。私がかかわっている雑誌で2013年春に「モダンキルト」大特集を組みましたが、日本でも注目され、若い世代はもちろんのこと、キルトの主流の中高年世代の人々の興味もかき立て、今では確かに新しいジャンルとして確立されてきた感があります。

そして今年2014年夏に再び雑誌で「モダンキルト」大特集第二弾を組みました。海外のモダンキルトのトレンドである無地を主役にした作品を人気作家、小関鈴子さんとFIRST OF INFINITY(藤田久美子さん+中島一恵さん)にたくさん制作いただきました。