今でも現役、遺跡の劇場イロド・アティコス音楽堂

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イロド・アティコス音楽堂でのオペラ公演

イロド・アティコス音楽堂は161年に建築されましたが、今日でもコンサート等が開催される素晴らしい野外劇場です。当時の大富豪イロド・アティコスが亡き妻の思い出にと、アテネにまるごと寄贈したという逸話があります。幾度か修復を重ねていますが、大理石の観客席に約6千人を収容します。

世界的なオーケストラによるコンサートや、著名オペラ歌手、演出家によるオペラなどが上演される夏の芸術祭、アテネ・フェスティバルのメイン会場でもあります。遺跡でありながら、現代を生きる私たちが音楽鑑賞や観劇を楽しむことができる素晴らしい劇場です。坂本龍一のコンサート、蜷川幸雄演出、野村萬斎主演のギリシャ悲劇『オイディプス王』も上演されたことがあります。

芸術祭の公式サイト(執筆時点では2014年度のもの。毎年、初夏頃に更新)でプログラムをチェックできるので、滞在期間中にスケジュールが合う公演があれば、ここでの舞台を楽しむのもいい思い出になると思います。ただチケットの手配は早めにしておく方がいいです。

入場はコンサート等のチケットを購入した場合のみ可能ですが、地下鉄ライン2(赤のライン)アクロポリス駅から、アクロポリス方面に歩いていく道中に位置しているので、入口付近を見ることができます。またアクロポリスからは劇場全体を見下ろすことができます。

このようにアクロポリスとその周辺には、アテネの見所のハイライトとも言えるスポットがありますので、時間を十分にとって見学することをおすすめします。
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