教えて！女性ホルモンのウソ・ホント(15ページ目)

男性ホルモンの分泌量によって体毛も変化
基本的に頭の毛には女性ホルモン、体の毛には男性ホルモンが増殖に関わっています。男性ホルモンは、毛乳頭・毛乳体という毛穴の奥の部位に働きかけるため毛が成長しやすいのが特徴。そのため、女性で体毛が濃い方は男性ホルモンが多い可能性が高くなります。

ただ男性ホルモンは一生を通じて同じ量ではありません。思春期には様々なホルモンが活発に働くため男性ホルモンの量も多くなります。そのため、体毛が太く濃くなってしまうことも。成長して思春期を過ぎるとホルモンバランスが落ち着き、自然と薄くなります。更年期には女性ホルモンが減少するため、相対的に男性ホルモンが多くなり体毛が気になる人も増加します。

妊娠中の体毛にはプロゲステロンが関与
妊娠中に体毛が増えるのには、男性ホルモンの増加以外にも理由があります。妊娠中に増加するプロゲステロンは、毛周期を遅らせるので毛が抜けにくくなります。そのため、抜けるはずの毛が抜けずに全体として増えてしまいます。産後、ホルモンバランスが整うにつれ、一時期は髪が一気に抜けて薄くなりますが、時間が経つと元に戻るのもこうしたホルモンによるもの。