「稲川怪談新聞」とは何なのか?
今年も稲川の夏、怪談の夏がやってきました。22年の長きに渡って日本全国を震え上がらせてきた「稲川淳二の怪談ナイト」は、2014年もその勢いにブレーキをかけることなく、7月26日の埼玉県三郷市での公演を皮切りに、日本全国を絶賛縦断中です。連日、満員盛況の各会場だけに、物販コーナーも黒山の人だかり。数ある稲川グッズの中でも異彩を放っているのが、「稲川怪談新聞2014」と銘打たれたタブロイド紙でした
全国のローソンやHMVオンラインからの購入もできる「怪談新聞」ですが、やっぱりじかに稲川怪談を体験したうえで読むと怖さも面白さも倍増します。また逆に、ローソンで購入した「怪談新聞」を読んで、無性に実物の稲川淳二に会いたくなり、怪談ナイトに初参戦したという話も聞きました。
稲川淳二は過去を振り返らない
芸能生活約40年、怪談ツアーを始めてからでも22年という大ベテランにもかかわらず、稲川淳二は過去の栄光や実績にまったくこだわりを持っていないように見えます。だからこそ、テレビタレントとして超多忙な時期に突然、レギュラーも含めて出演をセーブし始めて、怪談の語りを仕事のメーンにシフトしたそうです。そんなライフワークともいえる怪談でさえも、過去の名作群を体系的にまとめようという考えは一切ないとのこと。そのためか、稲川怪談を収めたCDやDVDは、統一レーベルもなく各社から大量にリリースされており、全国の稲川コレクターを悩ませています。