ニューヨーク近代美術館、通称「MoMA美術館」が贈るデザインショップ MoMA DESIGN STORE
コンテンポラリーアートミュージアムとして、最高峰の美術館:ニューヨーク近代美術館、通称:MoMA。
MoMAが運営するMoMA DESIGN STOREから「2014年秋冬新商品Fall & Winter New Items」のお知らせが届きました。
MoMA DESIGN STOREとは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のミュージアムストアのこと。店内に並ぶ、約2000のアイテムは、すべてMoMAのキュレーターに よって厳選されたもの。自分用はもちろん、お誕生日、クリスマス、出産祝いなど、ギフトにぴったりのアイテムが見つかる素敵なミュージアムストアです。
2014年秋冬新商品Fall & Winter New Items」内覧会
さて、表参道のMoMA DESIGN STOREで行なわれた「2014年秋冬新商品Fall & Winter New Items」内覧会で、気になるデザインアイテムを見つけました。この内覧会は、実際にMoMA DESIGN STOREで販売前の新商品をメディア、関連ショップ方面の方々へ紹介しています。年二回の内覧会は、とても楽しみな会なンですよ。
会場ではステージの上にテーブルウェアやインテリアアイテムなどカラフルな商品が展示されています。
巨大なフロアライト:Original 1227と絵画の椅子
まず目に飛び込んだのは、ステージ後方の大きなライトスタンド。そして、クラッシック椅子を象徴的に描いたパネル。このフロアスタンド:Original 1227は、自動車部品のエンジニア、GEORGE CARWARDINEが1934年にデザインしたテーブルライトを3倍サイズで再現した巨大なフロアライト。思わず70年代のポップアートを彷彿する大きいライトです。
ライトの明かりに照らされているのは、どこかのCMで見た壁に立てかけているパネル椅子。
キャンバス地に描いた絵画のような椅子は、日本のデザインスタジオYOYによるモノ。この視覚効果を狙った椅子は、ヴィクトリアンスタイルのアームチェアを伸縮性のある布地に描いたものを壁にもたれかかるようにして設置するフレームにかぶせてつくったもの。
カバーは取り外し可能となっている。実際に座ってみたが、正直座り心地は芳しくない。この椅子は、座る機能より絵画のように鑑賞する椅子ですね。
美しいテーブルランプ:Model548と一年時計:THE PRESENT CLOCK
壁に沿った腰高ステージの上に美しいテーブルランプがある。とても美しいブルーのシェードが印象的なこのランプは、1951年にGino SarfattiがデザインしたModel548。ブルーの笠とホワイトの笠、大小の笠がまるで浮遊しているように漂う様が、美しい。構成的なゴールドのメタルの支柱スタンドも絶妙なバランス、好きだなぁ~、このテーブルランプは。
レイボーカラーの円形パネルは、実は時計。それも「一年時計」。時計の針が365日の日々を告げるクロック:THE PRESENT CLOCK。
クラウドファンディングサイトKickstarter発のデザインアイテム。カルフォルニア州でハンドメイドされているという。
個人的には一年もの時間を一枚のパネルに表現されることが、嫌いだなぁ。ただその発想は面白いと思うけれど、ね。
Kickstarterとは2009年に設立されたアメリカ合衆国の民間営利企業で、自社のウェブサイトにおいてクリエイティブなプロジェクトに向けてクラウドファンディングによる資金調達を行う手段を提供している。