住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのポイント

スキップフロアで日当りのよい家をつくる

1階部分はあまり日当りが期待できないような敷地の場合、いかに光を取り入れられるかが重要になります。今回はスキップフロアを採用した住宅の実例を紹介します。スキップフロアの方式は、採光はもちろん高低差のある床面ごとに天井高や視点の高さがいろいろ変わったりするおもしろさがあります。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

視界の広がりを感じさせるスキップフロア

スキップフロアというのは、1つの階で床面の高さが上がったり下がったり床に段差があることです。

敷地の地面が傾斜しているので傾斜に合わせて段差をとり入れるとか、2階まで一気に上がるのは大変なので、半階ずつ上がる構造にして移動を楽にしたいというような場合に、このスキップフロアのかたちが採用されます。

スキップフロアの面白さは高低差のある床面ごとに天井高や視点の高さがいろいろ変わるところにあります。
undefinedundefined

  

実例紹介

敷地が8.6m×19.2mと細長く、南側には隣家が建ち、1階はあまり日当りが期待できない敷地です。
undefinedundefined

  

土地の情報
・第一種住居専用地域
・建ぺい率  50%
・容積率   80%
・北側斜線 5m + 0.6の制限

施主の要望
・第1に日当りを十分に、かつ開放的に
・家族がつながっている感じ
・外とのつながりを大切にし広がりのある家
・収納は多めに

施主の家族
・40代の夫婦 + 子ども2人(男の子小学生)  計4人家族

設計のポイント

間取りを考える上でとても大切なのが階段です。どこにあるかによって、家全体の間取りが変わってしまうほどです。
undefinedundefined

  ゾーニング計画


ここでは階段を家の中心に配置し、スキップフロアを採用して採光を考えてみました。

このゾーニングプランの平面図は次のページで紹介します。

  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます