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日産スカイラインクロスオーバーが新車時の半額以下!

GT-Rが外れて新たな境地を模索しはじめたスカイラインブランド。それを象徴するかのように生まれた日産スカイラインクロスオーバーは、奇しくも先日登場したばかりのレクサスNXとほぼ同じサイズ&新車時価格です。そんな同車の中古車なら、100万円台から狙えるようになってきました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

新しいスカイラインが100万円台から狙える

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回は日産スカイラインクロスオーバー(現行)をご紹介したいと思います。
日産スカイラインクロスオーバーundefinedフロント

セダン(旧型)と同等の走行性能を達成した時点から、さらに乗り心地と操縦性を煮詰めていったというだけあり、スカイラインを冠する車の中で最も乗り心地がよく、操ってもセダンやクーペ同様に楽しめる車になっています


ポルシェを抜いたなど歴戦の強者イメージのあった(過去形)スカイラインでしたが、旧々型(V35)のラインナップからGT-Rが外れて早13年。また「GT-R」が単独車種として登場してからなら約7年。今ではスカイラインという響きに、みなさんはどんなイメージを持っているのでしょうか。

このスカイラインクロスオーバーなる車が登場した際には、スカイラインが新たな境地へと走り始めたように感じたものです。スカイラインがSUVって……!?

しかしひとたび乗ってみれば、おぉ~さすがはスカイラインの名を冠するだけのことはあるし、しかも装備は充実しているしで、心の中でこっそりと「早く中古車が安くなぁ~れ」と願ったものです。

同車がデビューした2009年7月といえば、アウディがQ5(2009年4月)を登場させ、レクサスもRX(2009年1月)をデビューさせるなど、各社がこぞって新たなSUVを投入していた頃。
日産スカイラインクロスオーバーundefinedリア

SUVとクーペの融合を目指したという同車は、ラゲージの積載量よりも見た目を重視したデザインに。とはいえ、ラゲージから後席の背もたれをボタン一つで倒す&復帰させることができるなど、積載“性”には抜かりはありません


一方で2008年に発生したリーマンショックが日本経済にも影響を与えはじめていた頃でもあるわけで。スカイラインクロスオーバーはかなりの苦戦を強いられたのではないでしょうか。

ですから「これは思ったより早く安くなるに違いない」と読んでいたのですが、全く外れました。「早く中古車が安くなぁ~れ」と思っていた人は私よりもたくさんいて、しかも私よりも「安い」の基準が高かった、つまり早めに刈り取る人が多かった(笑)。

また新車でさほど台数が出なかった分、需要と供給のバランスが見事に取れていたということもあったのでしょう、なかなか値を崩さなかったのです。

そうこうしているうちにデビューしてからもう5年目。どちらかというと経年相当、順調に値落ちをして、ようやく新車時の半額以下になってきました。

原稿執筆時点で、修復歴なし&走行距離5万km未満の最安値を調べてみると、2009年式で4.4万kmの179.9万円の370GTが見つかります。新車時価格は420万円ですから、十分に新車時の半額で見つけることができます。

また本革シートやアラウンドビューモニターが標準装備となる上級グレード・タイプP(新車時価格472.5万円)も189.9万円(2009年式/3.8万km)から見つけることができます。

何しろ「早く安くなぁ~れ」と神様にお願いしたくらいの車です。安いだけが魅力ではありません。次ページでさらに見ていきましょう。
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