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高3の夏休み 受験の正念場を乗り切るためのアドバイス(2ページ目)

夏休みは長期的な目標と計画を立てることで、自分のペースでじっくりと学習に取り組むことができます。その半面、通学のない解放感から思わぬ落とし穴にはまる危険性も。今回は、受験生が夏休みを有意義に過ごすため、「保護者にできること」をご紹介します。

執筆者:大坪 讓

毎日学習を積み重ねることが大事。ペースを保つための工夫を

受験の正念場となる夏休みを乗り切るには、まず無理をせずに続けられるプラン作りが大切になります。学習目標や学習計画は、学校や予備校の先生など専門家によく相談して決めましょう。そのうえで家族の間で話し合いの機会を設け、本人に目標と計画をはっきりと自覚させることが重要です。

1日のリズムを保てるように「勉強は何時間」と定め、できれば時間帯を固定したほうがよいでしょう。涼しい早朝のうちがおすすめ。図書館や自習室など、集中しやすい環境があれば、そこで勉強するのも一つの手です。

学習の習慣を身につけるのに有効なのが、毎日の小さなノルマを決めることです。たとえば、英語の単語やイディオム、古文の単語などの暗記をコツコツと続けてみましょう。暗記ものは、1度休んだら遅れを取り戻しにくいので、必ず毎日続けることが肝心です。

保護者の方は、お子さんの学習が計画どおりに進んでいるかを折に触れてチェックし、うまくいっていないようであれば、軌道修正ができるようにアドバイスしましょう。親の目線で学習の進捗状況や心理状態をきちんと見極め、お子さんが学習へのモチベーションを維持できるように、優しくサポートしてください。

→次は受験生の健康管理についてのアドバイス
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