キャロブケーキ
チョコレートケーキのようなキャロブケーキ
キャロブとは「イナゴマメ」のこと。日本ではあまり馴染みがありませんが、健康に良い食材としてクロアチアでは広く親しまれている食材です。クロアチアのキャロブの産地として有名なのは、主にネレトヴァ川流域やドブロブニク周辺、そしてフヴァル島、コルチュラ島、ヴィス島などアドリア海に浮かぶ島々。そのためドブロブニクなど、ダルマチア地方のレストランに行くとデザートにキャロブケーキをすすめられたり、イナゴマメ入りのチョコレートをお土産店などでよく見かけます。見た目だけではなく、味もチョコレートケーキに非常によく似ていて、甘さ控えめの上品な味がします。
マカロニタルト
見た目にもインパクト大のマカロニケーキ
インパクト満点のスイーツ、マカロニタルトもお忘れなく! その名の通りナッツやチョコレートと共に、茹でたマカロニがぎっしりと詰まっているケーキです。マカロニトルタは「ストンスカ・トルタ」とも呼ばれ、意味は「ストンのケーキ」。ストンとはドブロブニク近郊の小さな町で、ストンをはじめ、南部ダルマチア地方で見かける伝統的なケーキです。
生地のほとんどをマカロニが占める、見た目にもかなりのインパクトがあるこのお菓子。バターやクリーム、卵などをたっぷりと使ったケーキがまだ贅沢品であった時代に、材料を節約できるお菓子として家庭のお母さんたちが子供たちのおやつに考えたのがはじまりだと言われています。モチモチとした食感でボリューム満点! 「マカロニのケーキ」だなんて、旅のいいお土産話になること間違いなしですね!
コントニャータ
ドブロブニクのお土産屋さんでよく見かけるコントニャータ
コントニャータが食べられるレストランは滅多にありませんが、ドブロブニクで食品を扱うお土産店に行くと手に入ります。
他にも特産のいちじくを使ったクロアチアらしいケーキ、オーストリア=ハンガリー帝国の影響を受けたシュトゥルーデル、オスマン=トルコ帝国の影響を受けたバクラバなど、クロアチアの複雑な歴史を垣間見れるスイーツが日常的に食べられているクロアチア。どれを食べてもきっと旅の良い思い出になること間違いなしです!
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