テクノポップ/アーティストインタヴュー

レンダ~幼き頃の夢の影、瞼に未だ消えず(4ページ目)

レンダは、渋谷LastWaltzを中心に活動する無国籍ゴス系夫婦ユニット。YAPOOSを原点に活動を始めた、白塗りのヒコさんと女王様然としたハコさんのお二人に登場いただきました。デビュー作『幼き頃の夢の影、瞼に未だ消えず』では、独自の和の趣もある耽美的世界を表現しています。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

大好きな柳家喬太郎師匠

ガイド:
「撤かしょ」とは、「寒行雪姿見」長唄から。なかなか意外なモチーフで、ヒコさんの興味のテリトリーが面白いです。歌舞伎とかもお好きなんですか? 確かに歌舞伎は白塗りのルーツですね。

ヒコ:
実は落語の方なんです(笑)。「撒かしょ」は大好きな噺家さんの一人である柳家喬太郎師匠の出囃子でして。好きが高じてアレンジしてしまいました。

柳田國男などの民俗学や神話的な世界

ガイド:
ハコさんがかいた「かくれんぼ」を聴いていると、より「和」の部分、日本の神話的叙情性を感じます。和ゴスみたいな言葉もありますが、そもそもキリスト教的なルーツを持つゴシックが和と相性がいいというのは面白い現象ですね。

ハコ:
hako

ハコ

昔から柳田國男をはじめとした日本の民俗学や神話的な世界に惹かれます。いわゆるゴシックも宗教的、神話的な要素を含んでいますので、そういう部分での相性が良いのかもしれません。

 

実はわりと人懐っこいハコさん

ガイド:
「輪郭」「青」などのハコさんの詞を聞いていると、僕が勝手に作った女王様的イメージのハコさんから、ある意味、無防備とも言える“女の気持ち”的なものが伝わります。周りの人たちが持つイメージと自分自身の間にギャップを感じることはあるでしょうか?

ハコ:
確かに…幼少の頃より今に至るまで、仲良くなると「思っていたキャラクターと全然違う!」と驚かれます。実はわりと人懐っこい方です。

今後の予定

ガイド:
最後に今後の活動予定及び抱負について聞かせて頂ければ、幸いです。

ヒコ:
lenderlive

レンダ・ライヴ

渋谷LastWaltzさんにて定期的に演奏させていただいておりますが、ライヴハウス以外の場所での演奏も模索していきたいですね。

 

ハコ:
抱負は、新曲をコツコツ作りたいのと、東京はもちろんですが、東京以外でもライヴを行ないたいです。

ガイド:

全国で、ぜひライヴをやってください!

【関連リンク】
レンダ公式HP
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