ロードサービスを使っても等級は変わらない
ロードサービスが必要になるときは、いつも予想外のとき。イザというときに使えるためにも、内容を把握しておこう
以前、わが家ではある程度コンスタントに走らせないとすぐにバッテリーが上がってしまう車に乗っていました。久しぶりに運転しようと車に乗り込むと、エンジンがかからない。そんなとき、重宝したのが自動車保険のロードサービスです。専用のフリーダイヤルに電話して待つこと約30分。プロが手際よく応急処置をしてくれました。
自動車保険を使わなければいくらになるのだろうと大手ロードサービス会社で見積もりをとったら、昼間(朝8時~夜8時)の対応で1万3000円程度かかるとのこと(2014年8月7日現在で1万2880円)。何度か利用して、あまりに申し訳ないのでその車を売却してしまいましたが、ありがたいなと思ったものです。
自動車保険のロードサービスは保険会社と提携する業者が提供しているサービスです。保険金支払いとはまったく切り離されているため、等級の影響を受けません。言い換えれば、保険会社に事故報告をしたとしても、レッカー手配に関するアドバイスがもらいにくい状況であるともいえます。事故により車が走行不能になったときはロードサービスのフリーダイヤルに電話をすると、覚えておきましょう。
大手会員制ロードサービス会社との違いとは
自動車保険のロードサービスは契約車両が対象になります。自動車保険の契約者が別の車を運転したときにトラブルが発生したとしても、そのロードサービスを使うことはできません。しかし車に対して掛けられているサービスなので、契約者以外の人が運転していたときのトラブルであっても、ロードサービスを利用することができます。一方、大手会員制ロードサービス会社の場合は契約者(人)にかかるものです。マイカー以外でも、友人の車や会社の車、レンタカーもサービスの対象となります。バイクや原付でも使うことができます。
マイカー以外の車を運転することがないのであれば、自動車保険のロードサービスだけで十分です。どんなサービスが受けられるかをチェックした上で自動車保険を選びましょう。社用車や友人の車、レンタカーなどを運転する機会の多い人は会員制ロードサービスも併せて利用するのが吉です。事前に無料で利用できる範囲を整理しておくと、イザというときに有利な選択ができるでしょう。
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