中世の船員ギルドハウスがそのままレストランに!「シッファーゲゼルシャフト」

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16世紀に建てられた船員ギルドハウス。ハンザ都市特有の建築様式が見られる

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中世そのままの店内

中世にはハンザ同盟の盟主として栄えたリューベック。その美しさは「バルト海の女王」と呼ばれるほどで、世界遺産にも登録されています。ハンザの面影を残す建物が並ぶ旧市街のなかでも最も美しく有名な建物の1つが、1535年に船員の組合ギルドの館として建てられた「シッファーゲゼルシャフト(Schiffergesellschaft)」。レンガ造りに階段状の破風飾り、というハンザ都市特有の建築様式にくわえ、金の風見鶏やロココ調のドアなど細部まで趣向が凝らされています。

ここは歴史的建造物であると同時に、リューベックで一番有名なレストラン。16世紀当時のインテリアで飾られた博物館のような店内で、美味しい魚料理をいただけます。今でも船員たちの会合(飲み会)が定期的に行われていて、ガイドが行った時も、これぞ海の男! という出で立ちの往年のキャプテンたちが集っていましたよ。

美味しい魚料理と名物ロートシュポンを味わおう!

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帆船の模型やアンティークの船具や家具などが置かれ、まるで博物館のような店内

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肉料理も美味しい

薄暗い照明の中に浮かび上がる中世時代のインテリア、天井から吊り下げられた大きな帆船模型やランプ、船板で作られた重厚なテーブルに紋章が彫られた長椅子、アンティークの船具など、まるで船の中にいるような独特の雰囲気の店内。レストランはいくつかの部屋に分かれていて、一番広い「歴史的ホール(Histrische Halle)」のほかにも、より落ち着いたインテリアの「キャプテンのサロン(Kapitänssalon)」や、「ハンザの部屋(Hansezimmer)」などもあって全部で約400席という広さ。ですがやはり、ここでは活気あふれるホール席がおすすめです。

 


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トーマス・マンのプリンは大人味

料理メニューはとくに魚料理が評判で、シーフードのスープや北ドイツ名物の「ラプスカウス(コンビーフとポテトのタルタル
)」、各種魚のグリルなど、(メニューの説明文によれば)「当時の船員や普通の市民が食べていた、豪勢ではないけれど美味しい料理」が中心。魚ばかりでなく、ソーセージや各種ステーキなど肉料理も豊富です。デザートには北ドイツ名物「ローテグリュッツェ(数種類のベリーソース)」やリューベック出身の文豪トーマス・マンの名を付けたプリン(アルコールたっぷりのラズベリー風味)、リューベック名物マジパンを使ったケーキなどそそられるラインナップですが、かなりボリュームがあるのでお腹と相談して注文してくださいね。

ドリンクは、リューベックでしか飲めない赤ワイン「ロートシュポン(Rotspon)」をぜひ。ハンザ同盟の頃、フランスから持ち帰ったワインをリューベックの貯蔵庫で熟成させて飲んだところ、本国のものよりも美味しくなっていたことから現在もリューベック名物となっているロートシュポン。まろやかでコクのある味わいをぜひお試しあれ!

<DATA>
Schiffergesellschaft
住所:Breite Str. 2 23552 Lübeck
TEL:0451-76776
営業時間:10:00~翌1:00
予算:メイン15ユーロ~
アクセス:マルクト広場から徒歩7分
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