“その日に泥棒被害”は分かっていた?
たくさんの人が行列するATM。街に現金があふれる?
月末・月初など、何かとお金が入用な時期、また連休のために普段よりまとまった金額を用意していたときなどです。もちろん、祝儀、不祝儀といった冠婚葬祭の場でも、いわゆる「祝儀泥棒」が出没することがありますし、お葬儀で家が無人になったところを空き巣狙いに侵入されることもあります。
商店などでは、ウィークデイは前日の売上金を翌日金融機関に入金しに行くところ、週末には「金曜土曜日曜」の売上金を週明けの月曜日に入金に行くとなると三日分の売上金があることになります。とすれば、ウィークデイに泥棒に入るよりは、日曜日の営業終了後に侵入すれば、三日分の売上を奪うことができることになります。つまり、「日曜の夜間から月曜の早朝にかけて」がもっとも被害を警戒すべきときだといえます。
月末の金融機関やATMには、大変な数の人びとが列を成します。もちろん家賃の支払いやらの振込み関係も多いでしょうが、給料振込み後の現金を引き出す人が多いことでしょう。あれだけ多くの人がお金を引き出しているのですから、道行く人の現金所持率は、給料日前よりは確実に高く、所持金額も高いはずです。つまり、「スリ」や「ひったくり」からすれば、同じリスクを負うなら、実入りがいいときを狙うのは必然でしょう。