はじめての単焦点レンズには50mm/F1.4を
さて、それでは単焦点レンズを購入するとしてどれを購入すべきか、だ。単焦点レンズと一口に言っても8mmの魚眼レンズをはじめとして400mmオーバーの超望遠レンズまでさまざまな焦点距離のものがある。最初の1本としてであれば50mm/F1.4をオススメする。これは各社ともに製品があり、サードパーティのシグマからも各社向けのものが発売されている。50mmはAPS-Cを採用した一般的なデジタル一眼カメラでは75mmか80mm相当として使用することができる。
この焦点距離であれば屋内、屋外ともに問題なく使うことができ、かつ子供やペットを撮影するのにちょうどいいレンズではないかと個人的には考える。
フォーサーズ、マイクロフォーサーズでは100mm相当となってしまうので、シグマの30mm/F1.4(60mm相当として使用可)にしてもいいだろう。
予算的に厳しいのであれば……
ただし、50mm F1.4の予算はおおよそ4万円から5万円台といったところになる。この金額が予算的にオーバーであるというのならば、もう1グレード下の50mm/F1.8もありだろう。ソニー、キヤノン、ニコンにしかラインナップはないが、価格は1~2万円前後といったところでぐっとお手軽になる。また、レンズの重量が軽くなるというのもちょっとした魅力だ。
描写力は2段ほど落ちてしまうが、それでも単焦点の楽しさを味わえるはずだ。
また、ニコンのAPS-C搭載機であれば最近発売された35mm/F1.8も面白いレンズだ。52.5mm相当として使用でき、かつ軽い。
さらにD40等の駆動用ピンのない機種でもオートフォーカスを使うことのできるAF-Sシリーズである。ニコンユーザーであれば、はじめての単焦点としていい選択となるだろう。