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それでもあえて単焦点レンズを勧めるワケ(2ページ目)

単焦点レンズとはズームレンズとは異なり、単一の焦点距離でしか使用できない。便利さでいえば圧倒的に劣るのだが、描写においては確実に勝っているのだ。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

単焦点レンズはボケる!

被写界深度という用語がある。要するにピントがあう距離のことなのだが、具体的にはこちらの記事で解説しているので見ていただきたい。

さてこの被写界深度というもの、原則としてレンズが明るければ明るいほど浅くなる=ピントのあう距離が浅くなる。

背景がきれいにボケているのが分かる。

背景がきれいにボケているのが分かる。

グラビア写真や植物写真などで被写体のみにピントがあっており、他はきれいにぼけている……というような写真を見たことがあるだろう。ああいった写真は単焦点レンズであれば撮影しやすい。

たとえば左の写真だが、これは85mm/F1.4というレンズで撮影されている(ボディはα100)。

キットレンズでもかなりがんばれば撮影できないこともない(特に望遠ズームであればなんとかならないでもない)が、やはり単焦点で撮影するほうが遥かに簡単だ。


単焦点レンズは描写力が高い!

そして、単焦点レンズを勧める最大の理由。それは描写力だ。

ズームレンズであれば、18-55mmとしてそのズーム全域で合格点の描写をしなくてはならない。全域でおおよそ60点の描写ができればいいという考え方になるだろう。

しかし、単焦点であれば50mmなら50mmだけに特化していればいいので、ぐっと描写力は上昇している。ぱっと見では分からないかも知れないが、細部の描写などは大きく異なっている。

さらにデジタル対応とされているレンズはコーティングがCMOS、CCDといった撮像素子向けになされている場合が多い。

逆光になっているシーンではフレアと呼ばれる霞のようなものが生じて、コントラストを大幅に下げてしまうことが多いのだが、これはデジタルカメラ内部で光の反射が起きているために生まれている。
デジタル対応のコーティングではこの反射をできるだけ下げているのだ。(参考サイト:ニコン/ナノクリスタルコート解説ページ

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