連動しようとすると警告が出てしまう
遊んでいる3DS本体を変更すると、警告がでてしまうんですね
これもやっぱり、ぱっと聞くと2本買わないといけないように聞こえますが、そうではないんですね。例えば、自分が本家のソフトで遊んでいたとしたら、元祖の方を遊んでいる友達のソフトを使って自分の本体にセーブデータを作ることで解決できます。
ただし、とてもこの話をややこしくしている仕様が妖怪ウォッチ2にはありまして、1度遊び始めた本体以外の3DSで遊ぼうとすると、警告のメッセージが出てペナルティがある、と言われるんですね。ペナルティは不正なプレイを防止するためのもので、特定のアイテムが受け取れなくなったり、イベントが発生しなくなったりします。最長48時間以内で解除され、本家と元祖の連動要素を解放するのに友達や家族のソフトを使っても、通常のプレイに大きな影響はないと公式サイトで説明されています。
ですから、必ずしも自分で2本買わなくても本家と元祖を連動させることは可能です。それにしてもです、ゲームを遊んでいて警告が出れば不安に思う人がいるのは当然です。もしも、友達のソフトで連動しようとしてたなら、なおさらでしょう。なんだかやっぱり、釈然としない話です。
その配慮は本当に届くのだろうか
子どもにせがまれたお父さんやお母さんは、すごくお金がかかりそうだと心配するかもしれません。
しかし、妖怪ウォッチ2は子ども向けのソフトです。4本買わなくてもある程度特典の妖怪などをそろえる手段があることは、子ども達への配慮であると考えることもできるでしょう。しかし、このややこしい話をどこまで子どもが理解できるか、情報を探し、整理して、必要なアクションを起こせるかと言えば、疑問があります。もっと言うとその後ろにはお父さん、お母さんがいます。
ゲームにさほど詳しくない、興味があるわけでもない大人の感覚からすれば、売るために色々仕掛けはしているけど、実は配慮をしているな、とは思わないかもしれません。なんだか知らないけれど、子どもをうまくそそのかして似たようなものを何個も買わせようとしている、と思われてしまえば、印象は非常に悪くなります。それはとてももったいないことです。
そしてこの、すごく複雑な状況で、たくさんの特典があることが、おまけであるはずの、貰えたら嬉しいものである特典の意味を、逆転させていきます。