200万本も射程距離の妖怪ウォッチ2。でも、売り方に批判も。

DX妖怪ウォッチの図

ゲーム、アニメ、おもちゃなどのメディアミックスが功を奏し、大ブームを起こしている妖怪ウォッチ

ゲーム売り場、玩具売り場はもちろんのこと、本屋さんでも、スーパーでも、とにかくあちこちで見かけるようになった大人気の「妖怪ウォッチ」。そのゲーム最新作、ニンテンドー3DS(以下3DS)用ソフト、「妖怪ウォッチ2元祖/本家(以下妖怪ウォッチ2)」がレベルファイブから2014年7月10日に発売されるやいなや、初週から約140万本のミリオンヒットとなりました。

このままいけば200万本を超えるのは時間の問題、子ども向けタイトルが長いスパンで売れること、特にクリスマスや年末年始で大きく盛り上がることを考えれば、その先もぐんぐん伸びていく期待十分です。

一方で、その妖怪ウォッチ2に不満の声があがっています。何かと言うと、売り方なんですね。身も蓋もない言い方をすれば、売り方があざとい、という批判が起きています。

ただこの話はですね、実はちょっと、説明しようとすると分かりにくいというか、モヤモヤする話です。というのも、レベルファイブの売り方に批判があがっているのは事実ですし、行きすぎた面もあるようには思います。一方で、まったく配慮が無かったのかと言えば、実はそうでもないんです。じゃあ、配慮があるならいいのかと言えば、不満がある人達がいることも事実です。

そこら辺、煮え切らない話もあるんですが、まずは煮え切らない状態のまま、お伝えしてみたいと思います。その上で、妖怪ウォッチとユーザーの間で、何が起きているのかを考えてみたいと思います。

同じゲームを4本買わないといけない? こともない?

Zメダルの図

パッケージ版には、メダルとカードがついてきます

大きな批判の1つは、ソフトに用意された特典です。妖怪ウォッチ2には本家、元祖という2種類のパッケージがあります。どちらも基本的なゲームの内容に変わりはないのですが、一部登場する妖怪などに違いがあります。

そしてもう1つ大きな違いが、それは購入するとついてくる特典です。妖怪ウォッチ2を購入すると、QRコードを読み込むことでゲーム中に特別な必殺技を手に入れられるメダル、それに、トレーディングカードゲーム「妖怪ウォッチ とりつきカードバトル」やアーケードゲーム「データカードダス 妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア(以下ともだちウキウキペディア)」の限定カードがついてきます。

ここで、パッケージを2種類買わないと特典が全部揃わないじゃないか、という不満が出るわけですが、実はさらに、ダウンロード版特典というものがありまして、妖怪ウォッチ2をダウンロードで購入すると、本家と元祖にそれぞれ別々の特別な妖怪が手に入る特典があるんですね。

つまり、パッケージ版2種類と、ダウンロード版2種類、1つのゲームに計4種類の購入特典があるということになります。これはやりすぎではないか、ということで批判が起きました。

ただし、全ての購入特典を揃えるには4本購入しなければいけないかというと、そうでもないんですね。パッケージ版についてくるメダルやカードそのものはどうしようもありませんが、例えばメダルによって手に入る必殺技は、QRコードを読み取れさえすればいいわけですから、例えば、友達のもので代用することができます。あるいは、ダウンロード版の特典の妖怪は、プレイヤー同士による妖怪の交換で手に入れることもできます。

とはいえ、方法があるから全員それができるか、というのはまた別の話かもしれません。さて、やっぱりちょっと煮え切らない話なんですが、とりあえず先に進みたいと思います。不満は他にもあるんですね。