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【夏の家具・インテリア】涼を届ける。にっぽんの夏(2ページ目)

【石川 尚の気になるデザイン】シリーズ。涼しいインテリアデザインのイベントが今、西新宿リビングデザインセンターOZONE5F「にっぽんフォルム」開催されています。さて、夏を涼しく過ごす工夫のインテリアアイテムとは? 取材協力:にっぽんフォルム

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

モダンデザインで昇華したイ草マット 「LOTTA(ロッタ)」

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イ草マット「LOTTA(ロッタ)」    ●クリックすると拡大します。


まるで北欧デザインを思わせるコントラストの効いたイ草マット・ラグ。
それだけでも、涼しさを感じます。

触り心地もひんやりとして素足で触感がたまらなく気持ちよく、きっと皆さんの「触ると気持ちいい~アンテナ」に届くことでしょう。

2畳の大きさもリビングリームのセンターラグとして充分。フローリングの上に敷いて視覚的にも触覚的にも涼しさを味合うことができるインテリアデザインアイテムです。

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イ草マット「LOTTA(ロッタ)」のディテール    ●クリックすると拡大します。


この手のイ草マットは「花ござ」と呼ばれています。

ござには、花などの模様を織り込んだものもあり、これを花ございい、また、夏場の就寝時の涼をとるため布団の上などに敷いて使うものを寝ござと言っていました。

余談ですが、ボクの出身地九州の夏では常備品でした。今はどうかなぁ~。
布団の上に寝ござを敷いて寝るとひんやりして涼しいですよ。


■SOEJIMA IGUSA 「LOTTA(ロッタ)」
・design : Reiko Kawakami(川上玲子)

・材:天然イ草100%(縁:綿100%)
色:グレー
・サイズ:w1900 d1900
・価格:¥22,000-(税抜)


21世紀に蘇った、現代の蚊帳(かや)「菊紋和蚊帳」

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「菊紋和蚊帳」       ●クリックすると拡大します。


いかにも日本の夏の風物詩。

懐かしいです、ホント。幼少の頃、子ども達にとって蚊帳の中は一つの宇宙でした。けっして大げさでなく、周囲と区切られた空間は、視覚的にも臭覚、触覚的にもこの涼しさは格別でした。

蚊帳は、昭和の産物、いや遺産です。

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「菊紋和蚊帳」のディテール       ●クリックすると拡大します。


ここで「菊紋和蚊帳」について記しておきます。(以下解説書から引用)

「日本の夏の風物詩であった蚊帳は昭和40年を境に激減した。西暦2000年、蚊帳がその社会的使命を終了したとして、伝統ある日本蚊帳商工組合を解散。
そんな中、静岡県磐田市の菊屋は安眠をテーマにインターネット上に枕から、はじめて敷寝具、掛寝具、そして安眠空間をかたちつくる蚊帳の販売を始めていた。
死滅したかのようにみえた蚊帳をバーチャルの世界に吊ってみると、不思議なことに人々が集まりはじめ、蚊避けだけでない蚊帳の新たな機能や使い方に気づかされ、さまざまな使命が与えられ、21世紀に蚊帳は見事に蘇った。」


■菊紋和蚊帳
・材:麻100%生成色(カラミ織)
          木製リング・調整紐付

・サイズ:w1500 d2200 h2000(3畳用)
*木枠は参考商品
・価格:¥58,800-


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