駅北側には法華経寺、
参道は門前町らしい佇まいが

駅前のロータリーなど

駅北口側。ロータリーを囲んで商業施設などが並ぶ。門前町だからか、高齢者が目に付く(クリックで拡大)

東京駅から約30分(市川駅まで快速を利用すると早い)、下総中山は総武線緩行線だけが止まる静かな街です。東京都大田区の池上本門寺と並び、関東の日蓮宗大本山として知られる法華経寺があり、駅から北へ向かい、法華経寺までは約15分ほど。まずはこのエリアの様子をみていきましょう。

 

商店街

駅に近いエリアはこんな感じ。蕎麦屋や千葉土産を売る店などもあるにはあるが、一般の商店街に近い雰囲気(クリックで拡大)

ロータリーのある下総中山駅の北口から法華経寺に向かう通りはずっと商店街が続いています。途中には総武線と並行するように千葉街道、京成線が走っており、それぞれを越す度に門前町らしい雰囲気が色濃くなっていくのが面白いところ。この商店街には戦前、戦後すぐに創業した店も残っているそうで、佃煮屋さん、煎餅屋さんなど古い街にしかないような業種もいくつか。門前町らしく蕎麦屋さんも目につきました。また、駅周辺には小規模な飲食店が並ぶ路地もありました。

 


参道

参道の最後にある、風情あるエリア。ただし、これが延々と続くわけではなく、ごく一画(クリックで拡大)

800年の歴史を感じさせる山門を入ると並木が続き、両側には寺院。石畳を踏んでしばらく行くと鬱蒼とした一画があり、右手には土産物屋、食堂などが何店か。緋毛氈を敷いた縁台なども出ており、絵になる場所です。ちなみにこの参道の名物は里芋を茹でたきぬかつぎ。塩をつけて食べる素朴な味です。

 

境内

境内は桜の名所でもあり、蓮の見事な池も。平日に訪れると人も少なく、のんびり建物などを満喫できる(クリックで拡大)

広大な境内にはいくつもの国宝、重要文化財などが建ち並び、荘厳な雰囲気。ここでは世界三大荒行のひとつといわれる、1日3時間の睡眠と粥と梅干の食事で、1日7回の水行を冬の100日間行う「寒百日大荒行」も有名なのだとか。しかし、その厳しさの一方で境内には野生を忘れたかのような、のんびりした顔でうろうろする猫も多数。猫には天国のようです。

 

一戸建て中心の住宅街

法華経寺のすぐ裏手の街並。和風の住宅が多く、マンションはごくわずかに低層の物件があった程度(クリックで拡大)

法華経寺周辺は途切れ途切れに商店が続く通りもあるものの、基本的には一戸建て中心の住宅街。コンビニなどがほとんどないばかりか、人通りも少なく、至って静か。特に法華経寺北側には広めの住宅も目につきました。茶道、生花教室が多かったのも印象的です。

 

交通規制の掲示

競馬場自体は下総中山から歩くと30分ほどもかかる場所だが、交通規制は広範に渡る(クリックで拡大)

ちなみにさらに離れると中山競馬場があり、下総中山と聞くとあまりよろしくないイメージを持つ人もいらっしゃるようですが、部分的に交通量が増えたり、交通規制が行われる地域があるのは確か。気になる人は事前にチェックしましょう。

 

南側には一戸建て、アパート中心、
のんびりした雰囲気の住宅街が

駅南側

南側の通り。高架下にはスーパーがあり、通り沿いにも飲食店はあるものの、一歩入ると住宅街(クリックで拡大)

では、法華経寺とは反対の、駅南口を見ていきましょう。こちらはロータリーはなく、線路と並行する通り沿い、直行する道沿いに多少の店がある程度で、すぐに住宅街。一戸建て、アパートが多い、こちらも静かな街。北側もそうでしたが、銭湯、コインランドリーがあることから、昔ながらの風呂のないアパートも残っているようです。

 

魚屋

個人的には駅南側にあった鮮魚店に感動。安く、鮮度が良い。ただ、その周辺には駐車場となっている土地が多く、今後がどうなるかが心配(クリックで拡大)

南口側から10分ほど、東京方面、駅では本八幡方面に向かうと日本毛織跡地に建設された大規模ショッピングセンター、ニッケコルトンプラザがあります。ここにはスーパーや専門店街、映画館などが入っているほか、ゴルフやテニスを楽しむことも。休みの日にはここまで買い物に出かける人が多く、日常的には駅高架下のスーパーなどが利用されています。

 

真間川沿い

真間川沿いの風景。護岸に桜が植えられている箇所もあるが、このあたりでは無粋(クリックで拡大)

南側で多少階数のある建物があるのが真間川沿い。といっても、10階前後が多く、遠く市川駅前のタワーが目立って高く思えるほど、低層住宅が多い街です。北側、南側で比べると北側のほうが古くから開発されてきたからでしょう、昔ながらの雰囲気のある一戸建てが多いようでした。

 

続いて総武線下総中山の住宅事情を見ていきましょう。