シンガポール/シンガポールのカフェ・スイーツ

ジューチャットロードの名物店、擂茶/シンガポール

老舗や有名店が点在するグルメスポット、ジューチャットロードにある擂茶(サンダーティーライス)では、一風変わったローカルフード、サンダーティーライスが食べられます。客家料理のひとつ、ミントの効いたチャイニーズ風のお茶漬けサンダーティーライスとは?

稲嶺 恭子

執筆者:稲嶺 恭子

シンガポール・沖縄ガイド

ジューチャットロードの名物店、擂茶

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これがサンダーティーライス。ミントが効いたさっぱり味のローカルフードです


老舗グルメスポットが点在する、ジューチャットロードには、わざわざ遠くから足を運んでまで行きたい名店がいくつかあるのですが、そのひとつがここ、擂茶(サンダー ティーライス)。

サンダーティーライスは客家メニューのひとつだそうで、豚肉やラードを使わない菜食メニューでもあります。一部ホーカーにもストールがあるそうですが、私は在住時も現在もここ以外の店には出合ったことがありません。

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のどかなジューチャットストリートの一角にある店舗

プラナカン文化の名残が色濃く残るカトン地区のジューチャットロードらしく、ショップハウスの並ぶ一角に擂茶の店舗があります。辺りを見回してもお客さんはみんな、同じものを食しているので、私も「Thunder Tea Rice Set Meal」を迷わずオーダー。ここで、ライスはどうするかと聞かれます。サンダーティーライスは、ホワイトライスとブラウンライスが選べるのですが、より本場に近い味を楽しみたいならブラウンライスをオーダーするべき、と店員さんが教えてくれました。ちなみに、セットミールはブラウンライスにすると5シンガポールドル、ホワイトライスだと4.5シンガポールドルと、ポーションに比べてお値段はかなりお手頃。

サンダーティーライスは中国語の擂茶が表す通り、チャイニーズ風のお茶漬けのようなもの。さまざまなハーブや野菜をブレンドして絞り出されたグリーンの冷たい汁を、ハーブや野菜、ピーナツや揚げ魚がのったライスにかけて、ぐちゅぐちゅに混ぜ合わせていただきます。このグリーンの汁自体は苦みがありますが、混ぜてしまうと苦みも消え、冷たい雑炊といった感じ。しかも、ミントが効いているのですっきりあっさり。するすると食べられます。ちょっと食欲のない時や、脂物に飽きた時のリセットにいいかも。

奥ではスタッフがおしゃべりしながら山のようなハーブの下ごしらえをしていたのも印象的。毎日大量のハーブを使用するそうで、見るからに体によさそう。南国ということもあり、あんまりさっぱりしたローカルフードにお目にかかることはないので、旅のスケジュールに加えてみると、胃袋にも優しいのではないでしょうか。

<DATA>
擂茶(サンダーティーライス)
住所:328 Joo Chiat Road
電話:6342-0223(+65)
営業時間:10:00~22:00
休み:なし(旧正月)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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