トルコの国民的ビールブランド、エフェス
トルコビールといえばエフェス!
エフェスってどんなビール?
これがまた、ケバブに合うんだ!
モツをドネルでグリルしたものを細かく刻んで香辛料であえたココレッチ。唐辛子をたっぷりかけて、ビールのお供に♪
トルコにおけるビールとは?
歴史を通して飲むのが大好きトルコ人
トルコにビールが入ってきたのは、1839年以降の西洋化プロセスの中でした。これに伴い1840年ごろからビアホールもオープンし始め、オスマントルコ帝国時代の1896年には120万リットルだった生産量が、1914年には990万リットルにまで急成長! とてもイスラム国家とは思えない飲みっぷりです。トルコ共和国になってからも9割以上がイスラム教徒で占められる国とはいえ、政教分離制度を敷いているため飲酒については割と自由な雰囲気。イスタンブールやイズミール、アンカラといった大都市を中心にビアホールや居酒屋が多く軒を連ねます。とりわけ南側のエーゲ海や地中海沿いの町にはアルコール好きが多く、「シーフードのお供はお酒」と考えるトルコ人が少なくありません。
ただし、保守層に支持されている現AKP政権が新たに施行したアルコール規制法の影響で、2013年にはビールの消費が10%ほど落ち込んでいるという傾向もあります。
トルコのお酒文化
エフェスのスポーツバー。大切なサッカーの試合は、仲間とビールを飲みながら観戦、がお決まり(©Efes Sport Pub Atakoy)
トルコ人がお酒を飲むところはさまざま。ビラハネと呼ばれるビアホールもあればメイハネと呼ばれる居酒屋ではラク(トルコの蒸留酒)も飲まれますし、さらにはシャラップエヴィと呼ばれるワインバーもあります。一方でオジャックバシュと呼ばれる炉端焼きのケバブ屋では、ラクやビールと一緒にケバブをいただくところが多く、金曜日の夜など仕事帰りの人いっぱい。「週末の夜はビール」現象はトルコでも健在なのです。
イスタンブール名物サバサンドをエフェスといただく、というのもまたトルコ流?(©Calin-Andrei Stan)
エフェスが人気の理由
町中で見かける、エフェス・ロゴ。この八百屋さんの屋根にも、2階にも
トルコ1・2を争う強豪チーム、エフェスピルセンSK。ここを出てNBA選手になったトルコ人もいる(©Anadolu Efes Spor Kulubu)
毎年恒例の人気フェスティバルとなった、ブルースフェスティバル(©Blues Festival 24)
色々な種類が生産されるようになり、よりどりみどり!
最近では輸入ビールに押されがちという事情もあり、様々なシリーズ生産も展開。例えば樽生、ともいえるFICI(フチュ=樽)シリーズや、Efes Darkという黒ビール、Efes Maltというモルトビールや、アルコール度数が高めのEfes Xtra(7.5%)など、嗜好により色々なチョイスが可能になっています。
トルコに来たら、ケバブと一緒にエフェスビールをぜひ飲んでみて!