子供のやる気アップに欠かせない2つのポイント
やる気アップに欠かせないことって?
- 『3歳までのほめ方で分かる、5年後のやる気』(やる気を左右するほめ方の違いについて)
- 『ご褒美を子供のやる気アップに使っていいの?』(ご褒美とやる気の関係について)
- 『子供のやる気がアップするママの声かけの秘訣』(上手な声かけのポイントについて)
- 『「子供のやる気アップ」親が心がけたい5つのポイント』(やる気の根源について)
ここに共通するのは、
- 子供の心理に沿ったやる気アップ法でないと効果がない
- 「ほめられる」とやる気アップが加速する
なぜ一筋縄には行かないのか? それには、ママのある心理が関係しています。
うっかりやってしまいがちなNGとは?
親が子供に何かをやってもらいたいと思うとき、「いつまでに、どれくらいマスターしてくれたらいいな」のような、親なりの計画があります。それが100%思い通りに進まないことは、ママですから承知の上。だから、スタート時点では、ママも出来たところをほめたり、頑張りを労ったりというポジティブなアプローチを試みます。この段階では、上に書いた2ポイントに沿っているのがお分かりいただけると思います。つまり、子供の心を理解し、ほめるベースでやる気にさせようとする、というアプローチです。
しかし、数日経って、予定の半分も消化していない、となると、どうでしょうか? ママの心には、「もう少し強くプッシュした方が効果的なのでは?」という気持ちがよぎりはじめます。
この「直球でプッシュした方が、早道なのではないか」という思い、これこそが、やる気の歯車を狂わせてしまう元凶なのです!
いったんこういう気持ちになると、ママの口からは、
「ほら、やる気を出して!」
「頑張って!」
のような言葉が出てきます。
これでも効かないとなると、さらには、
「ほら、ちゃんとやりなさい」
「集中しなさい」
「何時までに終わらなかったらおやつはなしよ」
のような言葉。
さらには、
「これが出来たら○○を買ってあげる」
というごほうび作戦まで飛び出すことも。
この段階で、やる気アップの2ポイントから脱線してしまうことになるのですが、それと同時に、見事に子供の気持ちも急降下。やる気を上げるどころか、下げてしまうという状況に陥ります。
>>次ページで、「子供が親に一番欲していることは何か?」を明らかにしていきます。