ポイント1:家計の損得
ホームセンターで扱っているものでも、似たような収納用品が100円ショップにあります。商品の違いを詳細に見てみれば、品質に見合った価格になっているはず。とは言え、100円だから粗悪なのかといえば、そうとも言えません。実用的で長く使える収納グッズがほとんどです。使う場所と入れたいモノに合ったサイズや機能を備えていれば、100均収納グッズが実用的に使えます。何をいくつ揃えたら片付く? 買い物メモには棚のサイズとしまいたいモノを書いて
定番商品を見極めて、計画的に買うというのが収納グッズの鉄則です。さらに、見た目の損得勘定もしておきましょう。
ポイント2:見た目の損得
100均収納グッズの進化には、目覚ましいものがあります。これまでは、戸棚の中でひっそりと使う実用品といった位置付けでしたけれど、今や室内でも堂々と使えるくらいに見栄えのいい商品も。シンプルなデザインを選びたい人には、むしろ100均商品のほうが余分な装飾がないのでいいと好評です。
なぜこの色? といったこともしばしばありますが……
たとえば、ホワイト好きならダイソーのプラスチックボックスをお揃いで買って、戸棚にズラリと並べるだけで、清潔感と統一感のある仕上がりになります。さらに、オリジナルのラベルを貼れば洗練された都会的なムードに。単価が100円のものでも、見栄えは10倍にアップします。
仮に10個買い揃えたとしても、インテリア雑貨店で買う時の予算の1割ほど。お得な例の代表です。反対に、色は同じでも形が違ったり、形は同じでも色が違っていたりすると、かけた金額分だけ損をします。戸棚の中で見えないからと妥協して、不揃いなまま我慢するのは、気持ちの上でも損です。
最後に、トータルに得するには何が重要なのか?についてお伝えします。
ポイント3:時間の損得
家計面、見栄えの面でも得する結果をもたらすには、時間のかけ方が深く関わってきます。似たような収納グッズについて、どこでどんなものを扱っているのか、事前のリサーチが大事です。ひとくちに100円ショップと言っても、メーカーはいくつかありますし、店舗の規模や立地によって取り扱う商品に違いがあります。
白い収納グッズは売り切れになることが多いので、数店舗巡り歩くことも。時間と労力がかかる
また、常に同じ商品が並んでいるとは限りません。売り切れ、廃番で入れ替わってしまうこともあります。一方で、定番商品として在庫が充実しているものもあるため、足しげくお店に通って情報を集めることが必須。ということは、100円で得するには時間を費やす覚悟が必要になります。でも、その時間が惜しいと思えば、100円ショップでの買い物が、費用ではなく時間のロスにつながるかもしれません。
100均商品のなかには、一つあれば十分といった便利グッズがあります。ところが、収納用品の場合は、一つだけで解決できることがほとんどありません。同じグッズをいくつか買ったり、違うサイズのグッズを組み合わせたりなど、まとまった買い物になるのが特徴です。そのため、費用、見栄え、時間の面でトータルに考えて損得が決まります。
いずれにしても、費やした分だけ片付いたか? それが損得の納得ライン。狙い通りの100均グッズに出会って、ヤル気を盛り上げましょう。