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空前のニッポンブームに沸くニッポン!?

何とも妙なタイトルですが、つまり、海外で日本ブームが巻き起こってるってことを、日本のテレビで積極的に扱いすぎなのでは? という疑問を素直に(?)表してみました。日本ブームをいちばん気にしてるのは、どうやら日本人のように思えてくるんです。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

ブームってホントなの?

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最近のテレビを見ていると、世界各地で「ニッポンブーム」が来ていることに驚かされます。「フランスでお弁当がブームになっている」とか「アメリカではラーメン店に行列ができている」といった話題を、バラエティ等で頻繁に見ましたが、あまりにも同じ傾向の話題を見すぎて、「ニッポンブーム」を紹介すること自体が、ブームになっている気さえしてきます。

少し違いますが、フランスで毎年開催される「JAPAN EXPO」や世界各地で開催される「アニメ・フェスティバル」が大盛況だったという話題もよく目にしました。こういった、日本が世界に認められるという話を、日本人はみんな好きですね。もちろん当ガイドも大好きです。

海外を紹介する紀行番組は、はるか以前から放送されており、その中で親日家が登場する事も珍しくはありませんでした。ただし、これほどまでに日本好きの外国人を特集することもなかったように思います。「日本ブーム」の話題自体も、クールジャパンやジャパニメーションという言葉が聞かれるようになってきたここ数年で、急激に盛り上がってきた印象を受けます。


「ニッポンブーム」を日本に紹介する意味って……

もともと海外のメディアが伝える情報は、即時性が問われるニュースと面白さ第一のトピックスの2種類がありました。日本ブームの話題はどちらに含まれるのか考えてみましたが、何ともビミョーなところですね。

ブームの程度にもよりますが、わざわざ海を越えて日本に伝える意義はあるのか、つい疑問に感じることもあります。通常、海外の話題は現地の通信社が全世界に向けて発信するものです。ところがこの手の話題に注意を向けてみると、大抵日本人リポーターが紹介しているのです。

つまり、日本メディアの海外支局が取材した日本ブームの話題を、日本へ逆輸入(?)してるかのようです。もちろん、そこに需要が見込めるからこそでしょうが、なぜ日本人はそこまでして、海外の「日本ブーム」を求めるのでしょうか?
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