日本人としては数少ない、名誉あるルレ・デセール(Relais Desserts)の会員、川口行彦シェフによるショコラを楽しめるこちらのお店。私は川口シェフの新作をいつも楽しみにしているのです。(川口シェフの詳細はこちらの記事をご覧下さいね)
この夏は「グラスショコラ」をはじめ、私の夏の新作ケーキ、新作ボンボンショコラなどが登場。夏らしい私のお気に入りを3点、ご紹介します。
グラスショコラ(自由が丘店で夏限定)
オリジンーヌ・カカオ 自由が丘本店で夏の間だけ限定販売されている美味しいアイスクリームのクッキーサンド、ご存じですか?実は私、この「グラスショコラ」が大好きなんです!
カカオ分の高いチョコレートを使用した自家製のチョコレートアイスクリームを、チョコレートのクッキーでサンド。粉を使わずに焼いたチョコレートクッキーは口溶けがよくてやわらか。チョコレートアイスクリームと繊細に溶け合います。
カフェスペースではフォークを使うこともできますが、私は手で持ってさくっ、さくっ、とかじるのが私は好き。指でそっと持ってもクッキーなので冷たすぎません。ぱくっとかじるとさくっ、とやわらかく、その後はチョコレートの香りが口いっぱいにひろがります。夏の幸せとはこのこと~などとつい感じ入ってしまう私です(笑)
川口シェフいわく、毎年少しずつ改良を重ねていらっしゃるそうで、今年はビスキュイとアイスクリームを改良、冷凍でもより口溶けがよく仕上がっています。
テイクアウト用ではないため、ドライアイスの用意はありません。店内のカフェスペース、または、お店の前にある自由が丘スイーツフォレスト前のベンチなどでお召し上がり下さいね。または、お店から自由が丘駅までの途中にたくさんある、木陰のベンチでいただくのも楽しいと思います。
マルティニーク
新作のチョコレートケーキもとても魅力的。つややかで美しく、私は一目惚れしてしまいました。川口シェフのチョコレートのケーキは精巧で美しいのが特徴のひとつだと思います。実は私は自由が丘店のオープン当初からショーケースを眺めては、ケーキたちの美しい作りにほれぼれしています。
こちらはラムレーズンとバニラクリームを使った新作。カカオ分約75%のムラング・シャンティ・チョコ(チョコレートのムース)、バニラクリームの2層になっていて、底はサブレ。つやつやのナパージュの上には、自家製のラムレーズンがのっています。
マルティニークはラム酒の名前であり、ラム酒の原料となる、カリブ海のサトウキビの産地の名前。自家製のグリーンのレーズンを使ったラムレーズンは、ラムをよく吸収してふっくらとふくらんでいます。
ラムレーズンの香りとバニラクリーム、チョコレートのマリアージュで、カリブ海の夏に思いを馳せましょう。ナイフとフォークでカットしながら、最後まできれいにいただけるのも嬉しいです。水面のようにつややかな表面を楽しみながらいただきましょう。
グレープフルーツ
グレープフルーツのボンボンショコラが、夏の新作として登場しています。グレープフルーツの苦味とチョコレートの苦味。苦味×苦味のマリアージュ。私は暑い日のお仕事途中にいただきましたが、一口で気持ちがしっかりとリフレッシュ。すぐに気に入ってしまいました。
グレープフルーツを皮ごと使った自家製のピューレとビターチョコレートでガナッシュにしていますが、乳脂肪分は何も入っていません。柑橘ならではの苦味と酸味をカカオの風味とともにすっきりと感じられます。
伊豆ご出身の川口シェフは、柑橘類がお好きで、グレープフルーツが大好きなのだそう。シェフが大好きなフルーツの味を引き出したボンボンショコラなんですね。
夏の暑い日にふさわしい風味。そしてチョコレートの苦味を楽しみたい大人のチョコレート好きさんにもおすすめします。
オリジンーヌ・カカオ 自由が丘店は2003年12月5日にオープン。昨年10周年を迎えました。川口行彦シェフは世界のトップショコラティエ、パティシエとの交流が深く、日本人ショコラティエの第一人者として信頼されています。この夏もぜひ、川口シェフが提案する、夏ならではのチョコレートを味わいましょう!
DATA
オリジンーヌ・カカオ 自由が丘店
住所 東京都目黒区緑が丘2丁目25-7 ラ・クール自由が丘2F
アクセス 東急東横線、大井町線 「自由が丘」駅から徒歩5分
TEL 03-5731-5071
営業日:火曜日~日曜日10:30~19:30 月曜日定休 月曜祝日の場合には、翌火曜定休
http://www.sweets-forest.com/ori.php
※『グラスショコラ』は自由が丘店限定、『マルティニーク』『グレープフルーツ』は自由が丘店、新橋店で販売(販売は8月末位までの予定、延長など変更も有)
※新橋店の詳細はこちら