不正ログインから身を守る
MacやiPhoneユーザーであれば、ほとんどの人はApple IDを持っていることでしょう。Apple IDはiTunes Storeで楽曲を買う以外にも、App Storeでアプリを買ったり、さらにはフォトストリームで写真を転送したりするときなどに使うものです。もしApple IDとパスワードが盗まれてしまったから、不正ログイン攻撃によって、iTunes Cardでチャージしたお金やクレジットカードが勝手に使われる恐れがあります。
アップルのセキュリティはかなり強固なものとなっており、現時点でアップルからApple IDとパスワードが流出したり、不正ログインがあったりということはありません。ただし、他のサービスで共通のメールアドレスとパスワードを使い回していると、他のサービスから流出したメールアドレスとパスワードで不正ログインされる可能性は十分にあります。最近の不正ログイン攻撃のほとんどは、メールアドレスとパスワードの使い回しを利用したものです。
不正ログインに対抗する防衛策のひとつは、サービスごとにパスワードを使い分けることです。もしApple IDのパスワードを他のサービスのものと使い回しているのであれば、すぐにパスワードを変えましょう。この記事では、Apple IDのパスワード変更の方法を紹介します。
Apple IDのパスワードを変更する
iTunesが起動したら、右上の[iTunes Store]をクリックして、iTunes Storeに移動します。[iTunes Store]をクリック
次に、右側にあるナビリンクのなかにある[アカウント]をクリックします。
[アカウント]をクリック
この画面ではApple IDだけでなく、住所や購入履歴なども確認できます。パスワードを変更するときには、パスワードの右にある[編集]をクリックします。
パスワード右の[編集]をクリック
すると、パスワード変更の画面になります。新しいパスワードを入力しましょう。なおApple IDのパスワードは、小文字のアルファベットと大文字のアルファベット、数字の3種類を必ず使う必要があります。
新しいパスワードを入力
パスワードを使い分けるコツ
サービスごとにパスワードを使い分けて覚えるのはかなり大変です。そこでガイドお勧めのパスワードルールとして「(共通の数文字)+(サービス名)」を紹介します。例えばApple IDのパスワードは「********Apple」とすると、覚える負担が少なく、かつサービスごとに固有のパスワードとなります。さらに一歩踏み込んで、サービス名を前と後ろに分割して「App********le」としてもよいでしょう。不正ログインへの対抗策のひとつは、パスワードの使い回しを止めることです。これを機に、iTunes以外のサービスでもパスワードを見直しましょう。