テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぽらこちゃんのぽらぽら。(4ページ目)

ゆっくりと時間が流れるPORARION星から幼少期に地球に移住したぽらこちゃん、「ぽらぽら。」として遂にフルアルバム『Miracle Travel』を完成させました。宇宙、科学、そして女子を歌った時空を超えた作品。基本的にボーっとしているようにみえて、無意識にテクノ。子供時代はロボットだったという衝撃発言も!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

PORARION星から地球に移住してきたのは幼少期

ガイド:
アルバム・タイトルになっている「Miracle Travel」は、『TECHNO4POP Vol. 4』にも収録されている曲ですね。これは、ぽらこちゃんがPORARION星から地球にわざわざ来た時の宇宙旅行についての曲だと僕は確信しているのですが。

ぽらぽら。「Miracle Travel」 (YouTube)

ぽらこ:
poralo (porapora)

ぽらこ(ぽらぽら。)

いえ(笑)、これは地球の女の子が5泊7日みたいな海外旅行に行く感覚で宇宙旅行に行く曲なんです。なので、出発地は地球です。そして月で記念の足跡をつけると。逆に、他の星から地球に来るのは「SPACESUIT」の方ですね。しかもこっちの曲は旅行ではなくて、もはや日常の交通手段としての宇宙船なので、その辺文化の違いというか、違いを出しています。私がPORARION星から地球に移住してきたのは幼少期なので、その時のことは実はあまりよくは憶えていません(笑)。

 

ガイド:
なるほど、思った以上に深いです。
「Miracle Travel」「SPACESUIT」「In this universe」は、宇宙三部作となっています。サウンドも宇宙的がちらばっていて、「SPACESUIT」での、宇宙交信の部分とか大好きです。これはどこからサンプリングしたのですか?

ぽらこ:
ありがとうございます。このサンプルはWeb上で見つけたフリーサンプルです。

自分自身がロボットでした

ガイド:
「I am a Robot」…ロボットはテクノポップの王道とも言えるテーマ。

ぽらぽら。「I AM A ROBOT」 (YouTube)

ぽらこ:
そうなんですか!?

ガイド:
やはり、PORARION星人は無意識にテクノなんですね!
普通、ロボットというと女の子よりも男の子が興味を示す傾向がありますが、PORARION星の女子はそうではないのですか? ぽらこちゃん、小さい頃からロボットのおもちゃを愛用していたとか?

ぽらこ:
ロボットのおもちゃは持っていませんでしたね(笑)。逆にお人形さんも持っていなかったですけど。でも機械モノへの憧れは子供の頃からあったかもしれないです。近所のお兄ちゃんが持っていたラジコンが欲しくて仕方なかったのは憶えています。

ガイド:
地球に移住してからの話ですね。ラジコン好きの幼女、いいですね。ちなみに好きなタイプの男性、いやロボットは?

ぽらこ:
ロボットというとアニメに出てくるような強そうなロボットもいますが、そちらのロボットには全然興味なくて、私の中では共存型の「人になりたいけどなりきれない感情に乏しいとか、言われたことは完璧にこなすけど自分では考えて行動できない=ロボット」なイメージが強くて、それがちょっと進化した、映画『アンドリューNDR114』みたいなロボットに興味があります。あとドラえもんも好きです♪

ガイド:
確かにドラえもんもロボット。女子にも人気がある。

ぽらこ:
あとは、この曲の歌詞とは関係ないけどロボットといえば自分自身がロボットでしたね。子供の頃の自分が本当にロボットか!ってくらい感情に乏しくってボーっとした子でした(笑)。今思うとよくここまで普通の人間らしく変化できたなーって思います。それだけ地球に馴染めてきたってことでしょうか。

ガイド:
よかったですね。ぽらこちゃん、衝撃的な発言です…「自分がロボットだった」とカミングアウトする人に長い人生で初めて出会いました。ロボットの話をして、本当によかったです。

 

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