三大都市圏から黒部・立山方面へのアクセス方法
関西方面と立山・黒部をつなぐサンダーバード
ただ、同エリアは県の東端にあり、県庁所在地である富山市の中心部からはかなり離れているため、県外からどうやってアクセスすればいいのか、分かりづらい面があるかもしれません。
そこで今回は、東京・大阪・名古屋の大都市圏からどうやって黒部・立山エリアまで行くのか、特に電車を交通手段の中心にしてまとめてみたいと思います。
ルートその1:宇奈月(うなづき)温泉や黒薙(くろなぎ)温泉の秘湯群、またはトロッコ電車など”黒部市エリア”を目指す場合
トロッコ電車の車両
立山町と黒部市の位置
黒部宇奈月温泉駅を下車するとロータリーに隣接して富山地方鉄道の新黒部駅があります。そのまま乗り換えて宇奈月温泉を目指してください。基本的には新幹線との乗り換えがスムーズにできるようにダイヤが計算されていますが、1時間に1本ほどの頻度でしか富山地方鉄道は運行していないので、乗り換えには注意してください。
ちなみに、北陸新幹線開業前の東京、あるいは名古屋、大阪方面からは特急電車で富山県の玄関口である富山駅まで来て、富山地方鉄道本線に乗り換えるルートが便利です。
東京方面からであれば、北陸フリーきっぷと呼ばれるお得な切符が販売されています。東京都区内から片道1万800円で移動が可能で、北陸エリアに到着した後も、富山県内全域、隣県の石川、福井県までの在来線に乗り降りが自由にできるようになります。有効期間は4日間です。
名古屋方面から来て、北陸エリアを周遊する予定であれば、北陸観光フリーきっぷという切符もあります。名古屋市内から北陸エリアへの片道運賃が15,430円、フリーエリアは富山県の全域と、石川県、福井県までが対象です。有効期間は4日間です。
大阪方面からであれば、北陸乗り放題きっぷがあります。大阪市内から14,400円、京都市内から13,400円で北陸エリアに入れます。富山県内を含めた北陸エリアを周遊する予定の方は、チェックしてみてください。
宇奈月駅でトロッコ電車に乗り換える
ルート:「東京駅」→北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」下車→富山地方鉄道立山線「新黒部駅」で乗り換え→「宇奈月温泉駅」下車
※トロッコ電車に乗る場合は「宇奈月温泉駅」から徒歩で黒部峡谷鉄道「宇奈月駅」へ移動
所要時間:2時間7分(東京→黒部宇奈月温泉駅区間)+25分ほど(新黒部駅→宇奈月温泉駅区間)
運賃(大人・片道):北陸新幹線11,000円ほど(予定)+富山地方鉄道600円ほど(予定)
○東京方面から(在来線)
ルート:「東京駅」MAXとき→「越後湯沢駅」で、はくたかに乗り換え→JR「富山駅」で富山地方鉄道「電鉄富山駅」へ乗り換え→特急で「宇奈月温泉駅」へ
所要時間:3時間26分(東京駅→富山駅区間)+1時間10分ほど(電鉄富山駅→宇奈月温泉駅区間)
運賃(大人・片道):JR11,030円+富山地方鉄道1,840円
※富山地方鉄道の特急券は210円プラス
※北陸フリー乗車券→詳細
※地鉄電車2日ふりーきっぷ→詳細
○名古屋方面から
ルート:「名古屋駅」しらさぎ→JR「富山駅」→同上
所要時間:3時間37分(名古屋駅→富山駅区間)
運賃(大人・片道):7,990円
※北陸観光フリーきっぷ→詳細
○大阪方面から
ルート:「大阪駅」サンダーバード→JR「富山駅」→同上
所要時間:3時間14分(大阪駅→富山駅区間)
料金(大人・片道):8,210円
※北陸乗り放題きっぷ→詳細
※自動車の場合は北陸自動車道「黒部IC」から宇奈月温泉へ
次のページでは、立山黒部アルペンルートなどの立山町エリアへのアクセス方法をまとめます。