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事前にチェック!富山観光での県内の移動手段まとめ(2ページ目)

富山県は関東圏、関西圏、中京圏から等距離にあり、電車や自動車、飛行機でアクセスが可能です。ただ実際に富山県に入ってきてからはどう動けばいいのでしょうか? そこで今回は富山県“まで”のアクセスではなく、富山県“内”での移動手段についてまとめます。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

移動プランその2:富山市内観光や越中八尾おわら風の盆を楽しみたい場合

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中心市街地を環状で走る路面電車

次は県庁所在地である富山市内や、富山市南部の八尾(やつお)で毎年9月1日から行われる「越中八尾 おわら風の盆」に行ってみたい場合の交通手段です。

富山市の中心市街へは、次世代型路面電車が富山駅発で環状で走っているのでアクセスは簡単です。富山市南部の越中八尾駅へは、富山駅から1本で移動が可能です。

○県庁所在地の富山市内方面へ
ルート:JR「富山駅」→次世代型路面電車(セントラム)「富山駅前」もしくは北陸新幹線開通後に駅構内に設置される新駅→「グランドプラザ前」あるいは「中町(西町北)」下車
料金:200円
※市内電車・バス1日フリーきっぷあり→詳細

○越中おわら風の盆の八尾(やつお)方面へ
ルート:JR「富山駅」から高山本線で「越中八尾駅」まで
※越中八尾駅からはまちめぐりバスが運行中(運賃:大人200円)
運賃:大人(片道)320円
所要時間:20分ほど(おわら風の盆開催中は臨時列車が運行中)

移動プランその3:県西部にある世界遺産の集落や氷見(ひみ)漁港の魚介類を満喫したい場合

解説画像

寒ブリで有名な氷見(ひみ)を目指す列車

富山県西部には、漆器や銅器など伝統工芸で有名な高岡や、1975年に国の伝統工芸品として指定を受けた木彫り彫刻で名高い井波などがあります。他には世界遺産に登録された合掌造りの集落や、寒ブリで有名な氷見漁港など見どころが点在しています。

県西部に遊びに行きたい場合も、富山駅を拠点に高岡駅を経由地にして目的地の最寄りの駅まで動いてみてください。

○漆器・銅器の街、高岡へ
ルート:JR「富山駅」→JR北陸本線「高岡駅」
運賃:320円
所要時間:18分

○世界遺産の集落、五箇山へ
ルート:JR「富山駅」→JR北陸本線「高岡駅」→JR城端線「城端駅」下車→加能越バス「相倉口」下車または「菅沼」下車
運賃:大人(片道)970円(富山駅→城端駅)+大人(片道)720円か1,100円(城端駅→相倉口または菅沼)
所要時間:1時間30分ほど(富山駅→城端駅)+20分から40分(城端駅→相倉口または菅沼)
○寒ブリで有名な氷見漁港へ
ルート:JR「富山駅」→JR北陸本線「高岡駅」→JR氷見線「氷見駅」下車→タクシー5分あるいは徒歩約20分で氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」へ
運賃:大人(片道)670円+タクシー代
所要時間:1時間ほど

以上、富山県内のアクセスについてまとめてみました。富山駅前でレンタカーを借りる手もありますが、公共交通は主要観光地までしっかりと用意されているので、運転が好きな方以外は特に必要はないかと思います。

富山駅周辺のホテルに宿を取り、荷物を置いて身軽な格好で県内を動き回るといいですが、東西で約90キロメートル、南北で約80キロメートルとそれなりの広さがあるので、さすがに1日では回りきれません。

県東部に1日、中心部に1日、県の西部に1日と、最低でも3日間はスケジュールを用意しておくことをおすすめします。

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