雨の日、梅雨時の体調不良……「骨盤の歪み」がある人は要注意!
梅雨の時期に体調が不安定になる人は少なくありません
気分も体調もスッキリしないのは、ジメジメした梅雨の雰囲気のせいだと考えているかもしれませんが、意外なことに「骨盤」を調整することで、不調が改善されるケースが見られます。詳しくご紹介しましょう。
雨の日、梅雨時の不調が背中に表れることも…「背コリ」の原因は?
雨の日や梅雨時に不調を訴える患者さんの体には、ある特徴がよく見られます。それは、骨盤の角度の変化により、「背中の筋肉」に緊張が生じているということです。背中の筋肉が部分的にカチコチに硬くなっている人や、背中の広い範囲がパーンと張っている人など、梅雨時に背中に不調の兆しが現れる人は珍しくありません。これは、いわゆる「骨盤の歪みがある」状態です。「骨盤の歪み」という言葉は、日常的によく耳にするかと思います。骨盤は上半身を支える土台でもあります。また、下肢をスムーズに動かすためにも、骨盤を正常な角度に保つことやその安定性はとても重要です。重要な部分なので、いつも安定を保ってほしいのですが、体の各部位の筋肉の緊張度合いにより影響を受けやすく、骨盤の角度も変化しやすいため、体の土台としての働きを損ないやすいのです。
「骨盤の歪み」で「リラックスしにくい体になる」のはなぜか
骨盤が体の土台としての機能を損なうと、心も体もリラックスする方向へ切り替わりにくくなります。「イライラしがちだし、背中の張りが気になって疲れやすい」と、何かリラックスグッズを利用したとしても、その場しのぎで、すぐに心身の不調を繰り返してしまう、というケースは、骨盤の傾きに問題があります。心身の緊張状態が持続してしまっている可能性があるでしょう。骨盤の上には背骨が乗っていますが、骨盤の傾き次第では、背骨を支えて姿勢を安定させる筋肉も疲労しがちになります。背中の筋肉の血流が滞りがちになると、筋肉の緊張も解けにくくなるため、早めに骨盤の歪みを調整して、緊張とリラックスのバランスが保てるようにしてください。そうすることで、梅雨時期の体調不良を和らげるひとつの方法になります。
そこで、定期的に骨盤の歪みをセルフチェックしてみてはいかがでしょうか? 歪みが見つかったら、すぐに骨盤ケアをしましょう。症状の無い人でも歪みサインがみつかったら要注意です。
骨盤歪みのセルフチェック法と、簡単エクササイズ
正座で足が痛む人は、座布団を敷いてもOKです
骨盤周囲の筋肉バランスが整うとヒザの位置も揃います
ヒザは伸ばしたまま行います
骨盤周囲の筋肉が硬いうちは、動かしにくさを感じるかもしれません
また、「脚を組むと楽に感じる」という人がいますが、「右脚を上にすると組みやすいけど、左脚を上にすると組みにくい」といった場合も、骨盤の歪みが生じている可能性が高いです。椅子に座っているうちに、上半身が横に傾いてくるという人も、骨盤の歪みを疑った方がよいでしょう。うまくセルフケアを取り入れて、憂うつなシーズンを健康的に、上手に乗り切ってください。