顔の皮膚を支えているものとは……

頬や唇の骨組み

歯には頬の内側の支えとしての役割もある

顔の皮膚の場合目元や額などは、肌の下には骨があり皮膚を押していくとぶつかりそれ以上押し込むことができません。それでは口元の場合はどうでしょう? 口を開けて頬を指で押し込めば割と簡単に内側に押し込むことが可能なはずです。さらに鼻と唇の間を指で押せば、皮膚の下に歯の感触が感じられると思います。目元や額と違って口元は歯や顎の骨が皮膚を支える土台となっている証拠なのです。


歯が全て無くなると口元が吸い込まれる?

歯が全て無くなった状態は総入れ歯の人が入れ歯を外した状態で確認できると思います。全て無くなるために鼻の下や頬が内側に凹んで、口元が口の中に吸い込まれるように見えます。皮膚の下の支えを失うと老化とは別の形でシワができやすくなります。

ここまで極端なケースではないにしろ抜歯すれば、肌は歯の支えを失ってしまいます。さらに悪いことに抜歯をするとそれまで歯を支えるためにあった顎の骨が時間とともに少しづつ減少して痩せたような感じになるのです。このように年齢とともに肌の劣化が起こっている状態に、さらに歯と顎の骨の支えが減少した結果、口元に表面の張りがなくなり小じわが増えてくることが考えられます。


歯で改善できるケース

■3本以上連続で抜歯したままになっている
抜歯されているのが1本程度であれば、それほどの影響はないのですが、3本程度になると肌の支えが足りなくなりシワができる可能性があります。

■上下に噛み合う歯がない
数本の歯が上下に残っていても噛み合うことができない場合には、口が余分に閉じることができます。口を閉じすぎれば頬の肉が余り、たるみとなります。

■総入れ歯
総入れ歯やそれに近い状態に近付くと肌を支える歯が無くなってしまい、さらにあごの骨も痩せて小さくなって、肌を支えがますます減少します。しかし入れ歯をきちんと作ることで口の中から肌を支えて、シワを伸ばしてハリを戻す役割もできるようになります。

抜歯後の年数が経過すればするほど、土台となる歯ぐきの骨も痩せて小さくなりがちです。はじめは気にならなくても肌の支えが徐々に減少してしまうため、できるだけ抜歯にならないように歯を大切にすることと、もし抜歯になってしまった場合には、速やかに入れ歯やブリッジ、インプラントなどで元の雰囲気に戻すことをオススメします。

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