モータースポーツ

はじめやすいモータースポーツ・入門(4輪)(3ページ目)

気軽に参加できる4輪レースのカテゴリーを一挙紹介! レッスン形式からレンタルレーシングカー、ナンバー付き車両のレースまでいろいろある。趣味でモータースポーツを楽しむなら今が好機!

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

ナンバー付きの老舗、ヴィッツレース

公道走行が可能なナンバー付き車両のレースで長い歴史を誇るのが「トヨタ・Vitz」を使ったワンメイクレース。現在はNetz店で「Vitz RS Racing」を購入して参戦する「GR Netz Cup Vitz Race」として全国のサーキットで開催されている。タイトルのGRはGazoo Racingの略称だ。
Vitz Race

GR Netz Cup Vitz Race 【写真提供:富士スピードウェイ】

全国で5つのシリーズ戦が組まれているのが特徴で、普段の通勤の足として使いながら、自走でサーキットに向かい、練習し、シリーズ戦のレースに参戦できる。車両がワンメイクでレースの結果を左右する改造が許されていないことや、タイヤもグッドイヤーのワンメイクタイヤが指定されていることから、腕1本で勝負できる分かりやすさも良い。

「Vitzレース」は参加者が多く、レース初心者の入口の役割をしっかり果たしているだけでなく、ドライバーたちのスキルアップにも貢献している。15年に渡って日本のモータースポーツを下支えしている重要なレースといえよう。ある程度、走りに自信があって、再スタートを考えている人に最適なカテゴリーだ。

HP:GR Netz Cup Vitz Race

大人気の86/BRZレース

ナンバー付き市販車レースの真打ちといえるのが「Vitzレース」の上に位置づけられる「トヨタ86」「スバルBRZ」を使用した「GR 86/BRZ Race」だ。今年で2年目を迎えた同レースは初年度から参加台数が多く、谷口信輝、織戸学など憧れのGTドライバーも参戦するため、非常にレベルが高い。全くのビギナーがいきなり、というのは難しいかもしれないが、決勝は予選の順位で2つのレースに分かれて行うため、予選落ちはない。
谷口信輝

86/BRZレースに参戦する谷口信輝

「86/BRZレース」は地方選手権ではなく全国のサーキットを転戦するシリーズ戦になっており、まさにナンバー付きレースの最高峰に位置する。プロドライバーも多く参戦し、タイヤメーカー間の競争も激化しているので、これまでの参加型レースとはちょっと雰囲気が異なる。しかし、レベルアップを果たし、セミプロ級のドライバーたちと互角に渡り合えるようになれば、レーシングドライバーとして一目置かれる存在になることだろう。次なる挑戦も見えてくるはずだ。

HP:GR 86/BRZ Race

4輪モータースポーツに関しては本格的にやろうと思えばコストもそれなりにかかるので、まずは心の準備も必要。ただ、いきなり始めなくとも、体験プログラム等をうまく活用して自分に合ったものを選択するのが良い。ネットにはいろんな情報が転がっているが、体験してみて初めて分かる事、感じる事も多い。思い立ったら吉日。まずはチャレンジしてみよう!

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