地球を守れ!宇宙からの恐怖に立ち向かうSF映画
『アルマゲドン』(1998年度)
小惑星が地球に接近。この惑星が地球に衝突したら人類は絶滅してしまうと、NASAは小惑星の中に核爆弾を設置、爆発させ、地球を守ろうとします。その任務を遂行する男たちの熱き姿を描いた作品。
核爆弾を小惑星に設置するのが宇宙飛行士ではなく石油採掘のプロたちというのに仰天! 汗臭い男たちが宇宙服に身を包んで宇宙へ~という思い切り荒唐無稽な設定ですが、功を奏して大ヒット。またその採掘メンバーもクセモノ揃いで、加えてそれぞれにドラマがあり、それが最後に涙腺を直撃するわけです。
『トランスフォーマー』シリーズでおなじみのアクション界のヒットメイカー、マイケル・ベイ監督作ですからアクション、爆破の描写はとにかく派手! エアロスミスの主題歌も耳に焼き付いて離れない天変地異映画です。
監督:マイケル・ベイ 出演:ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ウィル・パットン、スティーヴ・ブシェミ、ピーター・ストーメア、キース・デヴィッド、ウィリアム・フィクトナー、マイケル・クラーク・ダンカン、オーウェン・ウィルソン、ビリー・ボブ・ソーントンほか
『ディープ・インパクト』(1998年度作品)
未知の彗星が1年後に地球に衝突すると予測され、これを回避しようと彗星爆破などの試みが実行されるが失敗。衝突の日は近づき、人々はそれぞれ生死について考えながらもそのときを迎える……という物語。
彗星が地球に衝突するのを防ぐ計画が失敗に終わり、人々がまるで余命宣告をされたように生死について考え、愛する人や家族との時間を大切にしようとする姿には、サスペンスの中にさりげなく感動も。しかし、設定が『アルマゲドン』にソックリ(偶然)で、なおかつ両作品とも同年度に制作されたため、やたらと比べられるハメになりました。
キャストや魅せ方がド派手な分『アルマゲドン』の方がヒットしましたが、こちらはサスペンスフルかつ窮地に陥った人間の想いを描き、作品評価はこちらの方が高い。みなさんも『アルマゲドン』と見比べてみてください。
監督:ミミ・レダー 出演:ロバート・デュヴァル、ティア・レオーニ、イライジャ・ウッド、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、マクシミリアン・シェル、リーリー・ソビエスキー、モーガン・フリーマン、ジェームズ・クロムウェルほか
天変地異映画はいかがでしたか?これ意外にも『十戒』『パーフェクトストーム』『2012』『デイ・アフター・トゥモロー』、あの『タイタニック』もこのカテゴリにINしてもいいですね。映画ならではの大迫力の映像と人間たちのドラマを大いに楽しんでください!