SUBARU(スバル)/レヴォーグ

ワゴン離れしたスバル・レヴォーグの走り(2ページ目)

日本ではレガシィの後を継ぐステーションワゴンとして正式発売されたスバル・レヴォーグ。1.6Lと2.0Lのふたつのターボと、ノーマルの「GT」とビルシュタイン製ダンパーを備える「GT-S」を設定するが、その走りはどうだろうか?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

高速では車線中央維持がありがたい

スバル・レヴォーグ・SI-DRIVE

1.6Lの「SI-DRIVE」は、IとSの2モードで、2.0LはさらにS♯が加わり、3モードになる。公道ではS♯の必要性は感じないほどパワフルだ

今回は高速道路を走る機会もあったが、ここでも1.6Lはパワー不足とは無縁で流れを容易にリードできた。また、「アイサイト3」もプロトタイプで試していたが、とくに楽なのが「車線中央維持」で、「車線逸脱抑制」も控えているから心強い。

前者は東名高速道路でも十分に確認できたし、後者はツインリンクもてぎで体験ずみで、こちらは車線を外れそうになると、車両がステアリング操作をアシストすることでさり気なく車線に戻してくれる。

車線逸脱時に他社のようにステアリングは振動しないが、手放し運転でもしない限りドライバーが察知できる作動感といえる。

バイヤーズガイド的にも1.6Lが買い!

スバル・レヴォーグとレガシィ

レガシィの伝統を受け継ぎながらも、レヴォリューション(変革)を謳うレヴォーグ。ワゴンとしての使い勝手はもちろん良好だが、走りの進化こそレヴォーグの真骨頂だろう

車両価格の差はもちろん、「免税」になる燃費やアイドリングストップ付で、レギュラーガソリンを指定する点などコストを考えても1.6Lの方が断然魅力的で、多くのユーザーが「1.6L GT-S」を指名しているのが頷ける。

2.0Lモデルは、アテンザワゴンのクリーンディーゼル搭載車などに対抗する商品企画上欠かせないのはよく分かるし、一切のストレスなく長距離の高速巡航をこなして欲しい、ときにはサーキット走行も楽しみたいとなれば、当然ながら1.6Lよりも適任だ。

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