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トータルバランスに優れた「プラウドシティ仙川」

京王線「仙川」駅徒歩7分。充実した商業ゾーンと落ち着いた住宅ゾーンの魅力を併せ持つのが「プラウドシティ仙川」だ。新宿から11km圏内、吉祥寺・成城学園・二子玉川などと同一距離圏に位置している。すでに集客・販売がスタートしているが、このプロジェクトには高い評価が得られているという。その評価の理由を紐解いてみる。

執筆者:All About 編集部

「仙川」という街のポテンシャル

京王線「仙川」駅。この街を知る人にとっては至極当り前だろうが、初めての人は多少の驚きを感じるのではないかと思う。同じ京王線沿線でも特急停車駅である「調布」駅をはじめ、商店街の賑わいで有名な隣の「千歳烏山」駅などと比べると知名度は決して高くない。しかし駅周辺に400店舗以上が集まる商店街は、学生からファミリー・シニアに至るまであらゆる世代が集い、文字通り活気にあふれている。しかも連なる店舗の中に散見されるのが洒落た雰囲気のショップの数々。都心部の人気の高い街などと比べても遜色ないのではないかと思わせる。

仙川駅前(徒歩7分/約560m)

仙川駅前(徒歩7分/約560m)
 

この商店街の名称は、楽器名を冠した「ピアノタウン」や「ヴァイオリンタウン」などを総称して「ハーモニータウン」である。その由来は多くの音楽家を輩出している「桐朋学園大学音楽学部」などからだろうが、芸術・文化に関心の集まるような商店街つくり・街作りを目指していることに加えて、「白百合女子大」などもあるため流行に敏感な若い世代が多く街を訪れていることも、好感度の高い街並みにプラスをもたらしていることが想像できる。

もちろん「仙川」の街が、駅を中心に広く落ち着いた住宅街となっていることも重要だ。ここには多くの世帯の充実した暮らしがあるからこそ街全体に良好なイメージを想起させるのだ。驚かされるのは「仙川」駅の乗降客数の多さだ。「新宿」駅から「調布」駅までの間、両駅には及ばないながら「千歳烏山」駅や「笹塚」駅などとほぼ匹敵する2, 3番手の客数を誇る。「笹塚」のようなターミナル駅に匹敵する客数の訳は、そこに暮らす人の多さ・音大生をはじめとした訪れる人の多さに他ならない。またそれはこの「仙川」という街が豊かな暮らしができる街、そして楽しめる街として評価されている証左でもあるというのは少し言い過ぎだろうか。

実篤公園(徒歩7分/約540m)

実篤公園(徒歩7分/約540m)

 

恵まれた住環境を生かした配棟

「プラウドシティ仙川」が誕生するのは、駅北側に広がる“住宅ゾーン”とも言うべきエリア。既述の駅周辺“商業ゾーン”に近接したポジションである。駅からの徒歩分数7分にして、落ち着いた“住宅ゾーン”に立地。しかも275戸という大規模マンション。駅からの近さと住環境そして規模の大きさ、3つのポイントを兼ね備えているというのは大きく評価できる。さらに建設地の南西方向に広がるのは主に「第一種低層住居専用地域」の街並み。文字通り低層の一戸建てを中心としたエリアであり、しかも建設地をトップになだらかに傾斜しているため“駅近”という条件では得られにくい開放感あふれる住環境になっている。

現地周辺イメージイラスト(※2012年11月に撮影した航空写真を基に描き起こしたもので実際とは異なります)

現地周辺イメージイラスト(※2012年11月に撮影した航空写真を基に描き起こしたもので実際とは異なります)


立地概念図 ※プロアトラスSV7調べ。※立地概念図は地形図を基に描いたイメージ図で、位置・スケール・建物の形状・高低差・方位・向き等は実際と異なります。

立地概念図 ※プロアトラスSV7調べ。※立地概念図は地形図を基に描いたイメージ図で、位置・スケール・建物の形状・高低差・方位・向き等は実際と異なります。

 

そんなロケーションと敷地形状を生かした配棟にも多くの工夫が凝らされている。そもそも三方が道路に面し、全住戸が南西・南東向きにプランニングされている恵まれた敷地形状。しかし開放感ある南西側道路が狭く、車の往来も滞りがちだったため敷地の一部を削って道路を拡幅、住棟前には並木を配した歩道まで設けた。敷地いっぱいに建設することも可能なのにもかかわらず、いたずらに利を追求するだけでなく周辺住民にも資する計画だと言える。もちろん南西向き住棟前には十分な間隔が確保され、主たる開口部の開放感にも配慮されていることは言うまでもない。

外観完成予想図(※計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります)

外観完成予想図(※計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります)


南東向き住棟は3棟が並ぶ形になるが、それぞれの棟の間には中庭が設けられ、よりプライベート感が高くなっている。南東向きがプライベート感、一方で南西向きが開放感、と対照的な特性を持たせている。どちらの魅力をとるのか正直迷うところだ。また敷地の南端は幹線道路に面するため、大きな提供公園を配し、道路からの“引き”を十分に確保するとともに、駅から最も近い敷地全体の入口としての役割も担っている。さらに念入りなのは、その提供公園に面した住棟の壁面にピアノの鍵盤をモチーフとした意匠を施していること。芸術・文化の街にふさわしい表情をもった住まいといった趣向だろうか。

秋の庭完成予想図(※計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります)

秋の庭完成予想図(※計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります)
 

提供公園完成予想図(※計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります)

提供公園完成予想図(※計画段階の図面を基に描き起こしたもので実際とは異なります)


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では、建物内部にも息づく設計思想について

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