新居をどうするかは、カップルにとって重大なこと。 住宅購入を考えるなら、かかる費用に充分気をつけたい
結婚を考えるカップルにとって、新居をどうするかは大きな考えどころです。「ゼクシィ新生活準備調査2008(結婚情報誌「ゼクシィ(リクルート発行)調査)」によると、結婚したカップルの約12%が新居を購入しているとか(一戸建:4.8%、マンション:7.8%)。
若くからマイホームを購入すると、長期のローンを組むことができたり、引越しなどの費用が抑えられたりと費用面で有利な点もあります。とはいっても、お金の計画はきちんとしておかないと新生活の基盤がゆるぎかねません。そこで、マイホーム購入に必要なお金をご紹介しましょう。
住宅購入費+諸経費
マイホーム購入にかかるお金は住宅購入費用だけではありません。物件の価格の他に、住宅購入に関わる税金、登記手続きなどの手数料がかかります。また、住宅ローンを利用すれば、この借入れに関する費用がかかってきます。3000万円の住宅を購入するので、3000万円を調達したらいいと思っていてはいけませんよ。他にも多くの経費が必要となってきます。大きなお金が動くマイホーム購入です。住宅費、経費ともにしっかりと準備をしておきましょう。
住宅ローンの頭金:物件価格の2割は欲しい
マイホームの購入代金は、ほとんどの方が住宅ローンでまかないます。まずは、住宅ローンで借りられるお金と、自己資金として用意するお金を考えておきましょう。一般的には、ある程度の頭金を準備して、残金を住宅ローンで購入します。ただし、最近では物件価格の100%まで住宅ローンで借りられるところが多くなりました。住宅金融支援機構のフラット35でも、物件価格の100%まで借り入れが可能です。
以前は、物件価格の8割程度までしか借りられないことが多く、2割は頭金として現金を準備するのが一般的でした。このように見ると、ローンを組みやすく、家も買いやすくなった感じがしますね。
とはいっても、頭金なしで住宅を購入するのは慎重にしましょう。お金を借りた後は返済が待っています。無理のない返済のためにも、ある程度の頭金を準備するようにしたいですね。やはり、物件価格の2割程度は頭金として準備をしておくと安心です。
返済計画をしっかりとチェックして
頭金が2割あるからといって安心できませんよ。自分達の収入と返済額のバランスもチェックをしておきましょう。新生活がローンの返済で苦しくなっては、元も子もありません。年収と年間返済額の比率をしっかりとチェックをしておきましょう。年収が300万円未満であれば、返済額はその25%以下におさえたいところ。年収が300~400万円であれば30%、年収400万円以上で35%以下が基準です。出来るだけ、返済率を抑えるようにしたいものです。
夫婦で収入がある時はその収入を合算して計算してみましょう。ただし、妻が仕事を辞める予定があるなら、妻の収入は計算にいれないほうがいいですね。また、自動車ローンやカードローンなどを利用中の人は、その返済額と住宅ローンの返済額を足した金額で判断してください。すでにローンを組んでいるカップルは要注意ですね。
住宅ローンを組む上での注意とかかる費用をみてきました。この他にも、マイホーム購入でかかるお金がありますよ。次のページで、詳しくご紹介しましょう。