記憶術/記憶術の例

サッカー知識ゼロ!でもW杯を10倍楽しむ記憶術(2)(2ページ目)

前回の記事では、サッカー日本代表の初戦の相手・コートジボアールとその4選手の名前を「頭」にくっつけることで覚えました。今回はあとの2チーム、コロンビアとギリシアとその代表的選手4人ずつを覚えてしまいます。イメージ記憶術の「バカらしさ」をバカにしないで、楽しんでください。選手の名前を覚えれば、試合がますます面白くなりますよ!

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

最初に浮かんだイメージを使うのコツ

下半身

ギリシアは「下半身」に結びつける

ではギリシアに移ります。ギリシアは「下半身」に結び付けていきます。

「ギリシア」という国名自体はもう覚えていますよね。よく知られている国名でもありますから、これは飛ばしましょう。

覚えていくギリシアの選手は以下の4人です。浮かんだイメージも合わせて書いておきます。

1) ミトログル選手 → 「“ミ”っつ」から「3つの“トロ”」
2) サマラス選手 → 「“サマ”ー」(夏)から、夏バンド、「Tube」の代表曲「Summer Dream」
3) ツィオリス選手 → 「“ツィ”ー」から「2」、最後の「リス」からそのまま「リス」で、「2匹のリス」
4) カラグーニス選手 → 「カラグー」から「ガラケー」(ガラパゴス携帯)


また、「バカらしい」イメージが並んでいて、呆れられているとは思いますが、実際にイメージ記憶術を使うときは、このように文章にしたり、人に伝えたりすることはありませんので、遠慮せず「バカらしい」イメージを使ってください。

また、イメージには、ちょっと恥ずかしくなるようなものやエッチなものが出てくる場合もありますが、それも迷わず使うことがポイントです。

そこで、「もっとかっこいいイメージはないかな?」なんて考え出すと、イメージが出なくなってしまいます。

とにかく、どんなイメージであれ、最初に浮かんだイメージを使うのがコツです。

記憶術はくり返しを一気に増やす手段

では、ギリシアの4選手のイメージを「下半身」の各部分に結び付けていきます。

1) 「3つの“トロ”」「腰」ひもからぶら下がっている
2) 「Summer Dream」「尻」のスピーカーから流れている
3) 「右足」「2匹のリス」が噛み付いている(1匹は太もも、もう1匹はふくらはぎ)
4) 「左足」自体が「ガラケー」になっている(膝を曲げて折りたためる)

まさに書くのも「バカらしい」イメージですが、だからこそ、「腰」「尻」「右足」「左足」に意識を向けてもらうと確実にイメージは思い浮かびますよね。

そこから選手名の一部、もしくは全部が思い出されるでしょう。

そして選手名があいまいなものは、さっさと復習すればいいだけです。何度か確認すれば、名前も確実に浮かんでくるようになります。

さて、2回にわたって、サッカー日本代表が対戦する3チームの選手4人ずつ、計12人を覚えてきましたが、いかがだったでしょうか?

「記憶術なんて使わないでさっさとくり返して覚えたほうが早いんじゃないの?」と思われた方もいるかもしれません。

そんな人は試しにイメージを使わずにやってみてください。12選手とはいえ、くり返しだけで覚えるのは至難の技です。そもそもくり返しの回数がなかなか増えていきません。

記憶術はくり返しを一気に増やす方法ともいえるのです。

どういうことかといいますと、ほんの少しとはいえ、関連のあるイメージを覚えていればくり返しが一気に楽になり、回数が増えるからです。その結果、実際の選手名自体をくり返す回数も増えて、覚えられるのです。

記憶術を「一発で正確に記憶する方法」なんて思うと、「これ使えないや」ということになりますが、「くり返しを楽にして増やす方法」というぐらいにとらえておくと、もっと気軽に使えるようになります。

ぜひこの「バカらしい」記憶術をワールドカップだけでなく、いろいろな場面で使ってみてください! 記憶することが楽しくなりますよ。

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