ハンカチ、てぬぐい、バンダナ……どんどん広がる遊びの世界
『たたんでむすんでぬのあそび』
「ぼくはぬのだよ。これからぼくとあそぼう」。4人の子どもたちに四隅を持たれた布の、こんな言葉から始まる『たたんでむすんでぬのあそび』。布を利用した遊びの世界が無限に広がっていきます。雨の日や、寒さや暑さが厳しい日など外で思いっきり遊べない日にも、色々な布があれば遊びの大きな味方になることや遊びを作り出す楽しみを、ページいっぱいにあふれる楽しさで伝えてくれます。
見立て遊びの楽しさがぎっしり
小さなハンカチ、大きなハンカチ、バンダナ、スカーフ、タオル、シーツ……。一口に布と言っても、大きさや形、風合いも様々です。その様々な布を使ってどんなことができるのでしょうか?小さなハンカチをくるくる巻けば、のり巻きに。4つにたためばサンドイッチのでき上がり。おままごとの食べ物をはさんでもいいし、色紙やチラシを折ってはさんでも具入りサンドイッチになりそうです。ハンカチで皮付きのバナナも作れてしまいます。「おいしそう」「いただきます!」とかぶりついてみれば、ピクニック気分が盛り上がるでしょう!
少し厚みのあるおしぼりタオルは、その厚みを生かして、お人形に変身。大きめのスカーフやふろしきを、少し工夫して身にまとえば……。色々な職業の人や、様々な民族衣装を着た、一味も二味も違った自分と出会うことができます。バスタオル、シーツと、布が大きくなっていくにつれて、遊びも動きがある躍動的なものに。絵本の中のような広いスペースはなくても、おうちの中で遊んでも十分に楽しめるでしょう。お友だちを呼んで何人かで遊びたくなりそうです。遊びの基本である「何かを何かに見立てて遊ぶ」ことの奥深さが、ページいっぱいにあふれています。