アウトドアで短い北の夏を楽しむ
シャケにイクラにウニ毛ガニ。はたまたジンギスカンにジャガイモ、札幌ラーメン、豚丼、スープカレーなどなど海の幸山の幸に満ちあふれた北のグルメは、北海道旅行の最大の楽しみです。また、道内いたる所に湧出する名湯、名泉、露天風呂とくれば、もう夏休みを待たず「早く行きたい」とワクワクしてきますよね。北海道では長い冬から待ちに待った春を経て、一気に夏が到来! 道産子たちはこの短い夏を野外で思いっきり楽しみます。そんなアウトドアの楽しみをシリーズで紹介したいと思います。
エアトリップで十勝の森を飛ぶ
「鳥になって木から木へ、思う存分森を飛び回る……。」そんなユニークなアウトドアの話を耳にした筆者、持ち前の野次馬根性を発揮し、さっそく十勝の鹿追町に。道東自動車道、十勝清水インターから北上すること約30km。鹿追町の北瓜幕にある『エアトリップ百年の森』に到着しました。鹿追町にある「エアトリップ百年の森」
充分な安全性を確保しながら森に張り巡らされたワイヤーケーブルを使って木々を飛びかうというこのアクティビティー、スリルと爽快感もさることながら、トンボやワシ、エゾモモンガといった森の生き物たちの目線で自然を体験できる仕組みになっているとのこと。
「お話よりも、まずは実際に体験していただきましょう。」という森のガイド、齋藤さんに従い、早々に「空中飛翔装備」を装着して、さっそうと森に向かいました。
空中飛翔装備を着けて、いざ十勝の森に!
池を飛び越える、トンボのフライト
「森の語り部」である齋藤さん、コースからコースに移動しながら時々立ち止まり、木々に咲く花や木の実、動物のふん、鳥の鳴き声などなど、普段私たちが気づかない「森の素顔」を楽しくお話してくれます。
森のしくみを熱く語る齋藤さん
ハイスピードで森を飛ぶ。気分はスーパーマン!
ワシの目で地面の獲物を探していますが……
樹上を舞う鳥たちからの視線、草むらの中を這う野ねずみからの視線、そして池の水面を飛ぶ虫たちの視線と、様々な角度から大自然を観ることができるようになっている……。
このフライト体験を通じて生まれた「新しい自分」に新鮮な驚きを見出した次第。そんな意味では日本に、いや世界にただひとつしかないエアトリップというこのアクティビティー、まさに「体だけでなく脳みそにも大きなエクササイズを与えてくれるアウトドアスポーツだ」という事ができますね。
料金 5,500円 要予約
問合せ先 然別湖ネイチャーセンター
住所 北海道河東郡鹿追町北瓜幕
電話 0156-69-81810156-69-8181
ホームページ http://www.nature-center.jp/menu-top.html
その他 ガイドスタッフが2名同行し、空中移動の安全を確実にサポート。独自のブレーキにより、安全に停止、着地することができるよう配慮されている。