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あなたに似合う投資信託の選び方(2ページ目)

何千とある投資信託の中から、自分に似合う投資信託を選ぶにはどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。万人にとって良い投資信託、悪い投資信託はありません。洋服と同じようにあなたに似合う投資信託を選ぶためのノウハウを学びましょう。

市川 雄一郎

市川 雄一郎

証券会社・ネット証券会社 ガイド

日本FP協会においての相談業務や銀行、証券など金融機関においてのアドバイザー経験も豊富なFP。お金の知識がゼロの初心者にも、最初の一歩を踏み出せるようにわかりやすく解説します。

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あなたの運用目的や希望は?

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投信選びにまずは運用目的や希望を明確にしよう

投資信託で運用するうえで、みなさんは何を重視したいのでしょうか。

値上りを期待したいのでしょうか?収益性でしょうか?それとも安定した分配金でしょうか?まずは運用の目的を決定することが大切です。

投資に伴うリスクを理解すれば、選ぶべき投資信託も絞られてきます。例えば、まとまったお金で毎月の分配金を得たい場合は、そのような投資信託を選べばよいわけですが、コツコツ少額で投資する場合、毎月分配金を受け取るタイプは運用の複利効果が生まれないため、選択肢として得策とは言えないでしょう。

絞り込みをしたら、次は比較検討!

投資をするときに、最も気になるのは過去の運用実績でしょう。しかし、単に基準価額が高いファンドがこれから投資をする人にとっていいものとは限りません。

現在の基準価額が今ひとつ良くなかったとしても、現在の運用状況が良く、分配金に重きを置いている投資信託もあります。

単に基準価額の推移だけではなく、分配金がある場合は、それを含めてどの程度投資金額がプラスに推移しているのかを総合的に判断しましょう。加えて純資産はどのように推移しているのかも重要です。

特に純資産が減り続けているものは人気が落ちており、運用そのものに影響を及ぼしかねません。新規はともかく、既に何年もたっているものを選ぶ際、出来高の少ないものは避ける方が無難といえます。必ずチェックしたい項目です。

最後は手数料を確認しよう

投資信託のリスクを知り、種類を絞り込んだら次は手数料を比較しましょう。投資信託の手数料には様々なものがあります。申し込み手数料、信託財産留保額、信託報酬などの手数料がかかる場合もあります。申し込み手数料はかからない投資信託もあれば、販売会社によって手数料率が違う場合もあるので、必ずチェックが必要です。このように、手数料を比較することも投資信託選びに重要な作業です。

あなたにとって良い投資信託を選ぼう

投資信託選びは、とにかく自分の運用スタイルに合うものを選ぶべきです。そのためにも様々な角度から比較検討することを心掛けてください。他人にとって似合う服が自分にとっても似合うとは限らないように、必ず自分にとってお似合いの投資信託が見つかるはずです。しっかりと見極めてください。
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