東京・神奈川・千葉・埼玉に住む/東京市部[武蔵野市・三鷹市・調布市・府中市・西東京市ほか]

西国分寺、雑木林と畑の残るのんびりした街(2ページ目)

中央線と武蔵野線が交差する西国分寺(国分寺市)は昭和48年にできた中央線ではもっとも新しい駅。そのため、駅周辺にも雑木林、畑が残り、のんびりした風情。急がない暮らしにはこういう場所もいいかもしれません。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド


住宅適地の少ない、
借りるか、一戸建てかの街

国分寺方面を望む

国分寺方向に向かって左側、濃い緑が緑地保全地域。かつてあった池、せせらぎも復元されている(クリックで拡大)

住宅事情を考える前に、ひとつ、この街の特殊な条件について。武蔵野線の東側、中央線の南側はすでに再開発で住宅が建っており、背後は公園。都道145号線(通称・多喜窪通り)を越えた徒歩10数分以上圏であれば可能性はありますが、それも大きな敷地を確保するのは難しい状況です。

また、中央線の北側は国分寺姿見の池緑地保全地域があるなど自然の豊かな地域であることに加え、西武国分寺線から東側は日立製作所の中央研究所があり、南側同様、土地はあまりありません。今後、変化があるとしたら、武蔵野線の西側というわけです。ただ、逆に現在の緑の多い環境を考えると、多少の利便性アップはあって欲しいものの、このままの街でも良いような気もします。

 

低層の住宅街

武蔵野線と西武国分寺線が交差するあたり。あまり高い建物がなく、低層中心であることが分かる(クリックで拡大)

という事情から考えると、この街に住みたい場合には賃貸で借りるか、一戸建てを買うあるいは建てるか。賃貸でいえばワンルームマンションが5万円台~、2DKで8万円後半~といったところ。アパートになると単身向けなら4万円台から、2DKで7万円後半~。駅から多少距離がある古いアパートであれば、6畳2室ではなく、6畳に8畳などと広い物件もあるので、ゆとりを求めるならそういう手もあるでしょう。また、予算があるのであれば、URの設備の揃った物件を狙うという手もあります。

 

新しい一戸建て

ところどころで、新しい一戸建てがまとまって建てられている場所をみかけた。エリアによっては区画内に緑道を設けるなどの物件も(クリックで拡大)

新築建売一戸建ては3500万円から5000万円台まで幅がありますが、数が多いのは4000万円くらいまで。土地だけで見ると100平米前後で3000万円~といった物件が多いようです。

 

地元野菜の店

西国分寺駅改札の前にある地元野菜を直売する店。地元野菜が食べられる店ができるなど、地域を味わう食生活が楽しめそうな街だ(クリックで拡大)

緑が多く、のんびりした雰囲気の西国分寺。夜遅くまで働いている人には難しそうですが、そうでない人にとっては足回りが良く、賃料、住宅価格も手頃で、ゆったりした暮らしができそうです。






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