ハンブルクとドイツ北部の料理
北ドイツ名物の代表は「マチェス」という若ニシンの塩漬け ©Gosch Sylt
■ハンブルクの名物料理
北ドイツ定番の魚料理は「フィンケンヴェルダーショレ」。「フィンケンヴェルダー」はハンブルク郊外の地名で、「ショレ」はドイツ語でカレイのこと。カレイのソテーにベーコンソースをかけた料理です。ウナギのスープを意味する「アールズッペ」も名物料理のひとつ。ウナギと一緒に野菜や肉などを煮込んだ、少し酸味のきいたスープです。
一説では、ハンブルクはハンバーグの故郷と言われています。元祖ハンバーグと考えられているのが「フリカデレ」。挽き肉に卵、玉ネギ、パンを混ぜて丸めて焼いた、ハンブルク生まれと言われる料理です。ドイツからの移民と共に、「フリカデレ」もハンブルク港からアメリカに渡ったと言われています。「フリカデレ」はドイツのどこででも食べられるポピュラーなメニューで、ソーセージのようにマスタードをつけてパンにはさんで手軽にも食べてもグー。玉ネギソースで煮込んだものは、ドイツの煮込みハンバーグといった感じですよ。