(2)“孤独”を受け止める
孤独に対して強くなる方法は、「孤独を受け止めること」
ただ、逆説的なことを言ってしまえば、そんな神様に選ばれし特別な人間でない限り、「自分だけ」が孤独だったり、不幸だったりすることはありません!(笑)
1人だからこそ感じる孤独もあれば、家庭がある、恋人がいるときに感じる孤独もあります。誰もがそれなりに孤独を感じて生きているのです。
「人は皆一人で生まれ、一人で死んでいく」と言うように、誰かが傍にいたとしても、自分は自分の人生を歩んでいかなくてはいけないし、人の人生に乗っかることなどできません。
また、「諸行無常」というように、物事は常に変化し続け、永遠なものは1つもないので、自分も変わり、相手も変わり、関係だって変わっていきます。その結果、お別れすることだってあるでしょう。
つまり、人生において「孤独」は必ずついてくるものなのです。
孤独を怖がると、人は恋愛、結婚において誤作動を起こしがちです。
好きでもない人と付き合ったり、単に老後の不安から慌てて結婚してしまったり……。その結果、自分の愚かさを知る出来事に直面し、余計に孤独を感じてしまう人もいます。
そもそも人がこの世界に生きている限り、孤独から逃れることはありません。
結局、孤独に対して強くなれる方法はたった1つ。「孤独を受け止めること」なのです。
孤独を怖がるのではなく、「誰もが孤独と付き合っていかなくてはいけないのだ」と腹をくくることができたときに、むしろ孤独感は薄まっていくでしょう。