大胆に生まれ変わったジープ・チェロキー

ジープ・チェロキー・フロント

新型ジープ・チェロキーの「ロンジチュード」のボディサイズは全長4630×全幅1860×全高1700mm。ただし、「トレイルホーク」の全幅は1905mmとかなりワイドになるので、要チェックだ

ジープの中核モデルといえるジープ・チェロキーが4代目にスイッチした。日本に上陸したのは1985年で、今回のモデルチェンジは先代から6年ぶり。

先にマイナーチェンジしたグランドチェロキーもモダンなフロントマスクになった印象を受けるが、チェロキーの大胆な顔つきはそれ以上で、伝統の7スロットグリルがなければジープと分からないかもしれない。

天地に薄いヘッドライトからも強烈な印象を受けるし、サイドビューでは、サイドウインドウの下端が大胆に下げられているのも目を惹く。

グレードは2.4Lの直列4気筒SOHCを積む「Longitude(ロンジチュード)」で、こちらは2WD、3.2LのV6DOHCを搭載するのが「Trailhawk(トレイルホーク)」と「Limited(リミテッド)」で、こちらはオンデマンド方式の4WDを採用する。

路面状態に応じて4WD走行が不要の場合は燃費のいい2WDに切り替わる。なお、ロック機能は「Trailwalk」エディションにのみ設定されている。

乗用車で初めて採用されたレンジローバー・イヴォークに続き、ZF製9ATが組み合わされているのも注目だ。

ジープなのに2WD! それでも十分!?

ジープ・チェロキー・リヤ

価格は「ロンジチュード」が379万800円、「トレイルホーク」が429万8400円、「リミテッド」が461万1600円

いまやジープブランドでも2WDを設定する時代になったが、今回試乗したのも2WDの「Longitude(ロンジチュード)」で、1730kgの車両重量に177ps/229Nmのスペックは荷が重いかなと思ったが、街中から高速まで普通に走らせる分にはパワー不足を感じさせなかった。

高速道路の合流や勾配の続くシーンでは、やや加速フィールに物足りなさを感じこることもあったが、先述のとおり実用上問題はまったくない。10.4km/Lという、ほかの2グレードが8.8~8.9km/LのJC08モード燃費にとどまることを考えると、十分に納得できるはずだ。

気になる9ATは、ほとんど、いやまったくといえるほど変速ショックを感じさせず、ぼんやりしていると変速具合が分からないほど。シフトレバーを操作して2速飛ばしをしてもショックは感じられない。

DCTなどと比べると面白みには少し欠けるが、ウルトラスムーズの9ATは燃費にも貢献してくれるし、牽引性能も求められるSUVだけにありがたい存在なのは間違いない。

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