「岸高祭」は地域でも認められる催しに成長
一方、単なる受験教育に終わることなく、公立高校の使命でもある「幅広い教養に裏打ちされたバランスのとれた人材の育成」のために多方面で活躍する卒業生を招いた講演会や国際的視野を養うための国際交流活動などにも力を注いでいる。部活動や生徒の主体性を尊重した学校行事や自治会活動も活発。その証が同校のクラブ加入率で、生徒の95%以上が所属している。9月上旬に文化祭と体育祭をメインに行われる「岸高祭」は、6月頃から準備するだけに、地域でもその出来映えの素晴らしさが認められている催しに成長している。
少々のことではへこたれない強い気持ちを持ち、国公立大学進学を目指す生徒に適した高校といえよう。
岸和田高校の大学進学実績
2009年度の主な実績としては、国公立大では東大1名、京大12名、大阪大26名、神戸大20名など。私立では、早稲田3名、慶應義塾1名、同志社54名、立命館56名、関西学院81名、関西159名などとなっている。岸和田高校の入試傾向
入試は3月16日(2010年度)。入試科目は国・数・英(リスニング含む)・理・社。国・数・英は各50分、理・社は各40分。合否は、学力検査と内申点の合計点で決定し、学力検査:内申点=6:4。ともに80%以上は欲しいところだ。今年は募集定員360名に対し、男子236名、女子212名が応募。競争率は1.24倍だった。
主な併願先は、男子は、桃山学院、清教学園、女子は桃山学院、清教学園、東大谷などとなっている。